【サンクトペテルブルク】観光の注意点と感動のエルミタージュ美術館

2019年秋、ロシアの第二の都市である「サンクトペテルブルク」を訪れました。

ビザの取得が必要だったり、観光のシーズンが雪で覆われない限られた時期となるため、なかなか足を運べない都市でもあります。

しかし、世界三大美術館であるエルミタージュ美術館や日本でも人気のロシア料理を堪能したり、人生で一度は訪れたほうが良い都市だと感じました。

この記事では、サンクトペテルブルクに旅行される方へ、お勧めの情報や注意点などをまとめて発信しておきたいと思います。


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【注意喚起】プルコヴォ空港からサンクトペテルブル市内への移動

プルコヴォ空港からサンクトペテルブルク市内までは、車でも約30分程度かかります。

そのため、タクシーでの移動が基本になるのですが、このタクシーは本当に注意してください。基本的にタクシーは乗る前に行先を伝えて、金額を決めて利用する制度が主流です。

逆に、金額を決めておかないと…とんでもない金額を請求されます。

私は事前に空港のタクシーカウンターで行先を伝え金額を決めていったので良かったのですが、後から追いかけてきた同僚はタクシーの事前相談をしなかったために、私の3倍の価格を支払っていました…。

私が支払ったのは日本円で3,000円くらい、同僚が支払ったのは10,000円でした。この時点で同僚は意気消沈…旅の始まりを明るく楽しく迎えるためにも、タクシー乗り場は注意しましょう。

皆さんも、タクシーを使用される際は事前の金額設定を実施しましょう。また、街中まで出たら地下鉄を利用して、タクシーを利用しないようにしましょう。

帰りの際は、ホテルでお願いをすれば正規の金額で運行しているタクシーを紹介してくれます。

【豆知識】プルコヴォ空港で入国手続きを済ませて空港のロビーに出ると、最初に文化の違いを感じました。軍人さんが本物のライフルを担いで立っています。ロシア軍の方だと思うのですが、それだけ空港は厳重な警戒に当たっているのですね。日本では見られない光景に、ちょっと怖気づいてしまいました…。

天気は雨が多く観光しずらい

サンクトペテルブルクの気候は、日本より雨の日が多いです…

私が滞在したのは10月で、合計で4日間の滞在だったのですが、全日が雨または曇りで、青空が顔を出したのはほんの数時間くらいでした。仕事の関係もあったので、観光できたのは2日間ですが、常に雨に降られていました。

観光するにも徒歩が基本になるので、晴れて欲しいのですが、サンクトペテルブルクはそうはいきません。行ってから調べて分かったのですが、サンクトペテルブルクは雨が多い街だそうです。

行かれる方は必ず折り畳みの傘を持っていくことをお勧めします。

ロシアでは日本のように、近くのコンビニで好きな時に傘を購入することはできません。傘を購入するのに時間を使っては勿体ないので、大きめの折り畳み傘を一本持っていきましょう。

また、靴も防水性のものの方が絶対に良いと思います。


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ロシアの方々…英語はあまり通じません

ロシアの方々…街を歩く方々は、英語がほとんど通じなかったです。

ホテルやレストランでは英語が比較的通じるのですが、街中で道や地下鉄の駅を聞いても、無言で指を指して方向を示すだけ…という場面がほとんどでした。

私の肌間隔ですが、ホテルやレストラン関係者以外の一般の市民の方は、日本人と同じくらいの英語力な気がします。

心配な方は、単語やフレーズをメモしたり、その場で翻訳してくれるアプリなどを持って行った方が良いかもしれません。

特に、以下鉄の駅は分かりにくい所に入り口がありますし、ロシア語って読めないんですよね…。

観光シーズン=街の修復のシーズン

皆様ご存じの通りですが、ロシアは雪のシーズンが長いです!

そのため、雪の降らない観光シーズンは、街の道路や壊れた建具などの修繕が活発になる時期でもあります。

夏から秋にかけて、街のあちこちで工事の風景を見たり、立ち入り禁止の看板が出ていたりします。水道管などのインフラ工事もあちらこちらで見られました。

雪の多いお国柄の事情なのだと思うのですが、観光される際には足元に十分注意してくださいね。


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ネヴァ川の景色が見えるホテルがお勧め

滞在したホテルはホテル・サンクトペテルブルク

今回の旅行で滞在したホテルは、ホテル・サンクトペテルブルクというホテルで、雄大なネヴァ川が正面に流れるロケーションの良いホテルです。

サンクトペテルブルと言えばネヴァ川の景色

サンクトペテルブルクには中心部を横切る「ネヴァ川」が流れています。

ホテルも、このネヴァ川の景色が綺麗なホテルほど、価格設定が高くなる傾向にありました。

同じホテルでもネヴァ川の景色が綺麗な部屋ほど、高価格設定になっていました。

ちなみに、ホテル・サンクトペテルブルクもその価格設定をしておりました。

下の写真は、私の滞在したホテルの窓からの景色 (夕景) です。

ホテルからのネヴァ川の眺め

ホテルの水は飲めないと思った方が良い

ホテルの水、飲めません。

聞いた話で恐縮なのですが、基本的にホテルの水道から出てくる水は、日本の様に透明な水が出てくるところの方が少ないのではないかと思います。

私の滞在したホテル・サンクトペテルブルクも、そこまで悪いホテルではないと思うのですが、シャワーを含め水の色が少し茶色く濁っておりました。少し出しっぱなしにするとマシにはなるのですが、飲めるものではありません。

ホテルには飲料水が提供されている所が多いので、その飲料水を活用してください。

ホテルのアメニティは少なめ

ロシアに限らず、ヨーロッパ近隣の国々では、ホテルのアメニティは少ない所が多いです。

私の滞在したホテルは、4cm角の石鹸が一つだけ置いてありました。ドライヤーもボディタオルもありません。

体を拭くための小さなフェイスタオルが一枚だけです。本当に必要最低限のものしか置いていないところが多いです。

ハイランクの高級ホテルであれば、アメニティは充実しているのだと思いますが、一般的なホテルでは期待薄です。

その観点で、日本のビジネスホテルは、本当に頑張ってくれているなぁ~と改めて感じさせられました。

ホテルや街のATMは使用しない方が良い

サンクトペテルブルクはロシア第二の都市と言われていますが、日本ほど治安が良くありません。

現地の方に伺った話ですが、街のATMはスキミングされるようなことがあるので、観光客の方は絶対に使わないようにと言われました。

私は事前にロシア・ルーブルを多めに用意していったのでATMを使うことはありませんでしたが、基本的に支払いは現金が良いと思います。また、信用できるおレストランやホテルであれば、クレジットカードの利用でOKだと思います。

地下鉄で問題なく移動できます

サンクトペテルブルクの街中は、空港まではアクセスが悪いのですが、基本的に地下鉄が充実しているので、地下鉄で行動できます。

下で紹介するエルミタージュ美術館や知の上の救世主教会も、地下鉄と徒歩で問題なく観光することができます。

あと、ロシアの地下鉄は、利用されるとびっくりすると思いますよ。

まず、地下鉄の走る深さが非常に深いです。これはロシアというお国柄にあるのですが、有事の際に地下鉄がシェルター代わりになるため、非常に深い位置に地下鉄が掘られています。そのため、地下鉄に降りるエスカレーターが非常に長いです。肌間隔ですが、1分か2分くらい乗ってホームにたどり着きます。

何故か階段も併設されていますが、誰が使うんだろう…と思いたくなる長さです。

サンクトペテルブルクの地下鉄のエスカレーター

また、サンクトペテルブルクの地下鉄のホームは、芸術の駅です。

エルミタージュ美術館があるという影響もあるのかと思いますが、彫刻や絵画など、壁にも絵画が描かれており、芸術の街だと思わされる一面です。

感動のエルミタージュ美術館

サンクトペテルブルクに来たら、絶対に外せない美術館ですね。

世界三大美術館に選ばれているエルミタージュ美術館です。

サンクトペテルブルクのしないからもアクセスよく、地下鉄も目の前に駅があります。

エルミタージュ美術館の風景

「エルミタージュ美術館は凄すぎる!」

この一言に尽きますね。

壁、柱、天井、建物の外壁…どこを見ても芸術作品・宝飾品ばかりです。

中に入った瞬間に、その素晴らしさに心を打たれます。ある意味、異空間に入り込んだかのような錯覚に見舞われます。

大変申し訳ないのですが、日本にも多くの素晴らしい美術館がありますが、美術に精通していない私が見ても「別格」だと思います。

世界三大美術館といのは、メトロポリタン、ルーブル、エルミタージュですが、人生の中でどれか一つは絶対に訪れた方が良いと思います。

下の写真はレオナルド・ダ・ヴィンチの「ブノワの聖母」です。生きているうちに、レオナルド・ダ・ヴィンチの絵を見ることが出来て幸せでした。

ブノワの聖母の写真

そして、次の写真もレオナル・ド・ダヴィンチの「リッタの聖母」です。

リッタの聖母の写真

非常に言葉は悪いのですが、贅に贅を重ねた美術館です。

エルミタージュ美術館の管内

サンクトペテルブルクは、エルミタージュ美術館を目的に訪れる街だと考えても良いと断言できます。

非常に広い美術館ですので、じっくりと美術作品を鑑賞していると3時間くらいは時間が経ってしまいます。

エルミタージュ美術館を訪れる際は、時間に余裕を持って、エルミタージュ美術館のために1日を使うくらいの意気込みで来館すべきかと思います。

玉ねぎ頭の教会 -血の上の教会(ハリストス復活大聖堂)-

ハリストス大聖堂

ロシアの歴史の中で「解放の皇帝」と呼ばれたロシア皇帝アレクサンドル2世が暗殺された地に建てられた大聖堂です。

この教会を建てたのは、アレクサンドル2世の後継者であるアレクサンドル3世です。2世の弔いの目的で建立されたと言われています。

高さも100m近くはあるため、サンクトペテルブルクを歩いていると、至る所から見ることができる大聖堂です。

中も非常に素晴らしく、壁や柱一面にモザイク画が施されており、大聖堂とは言え芸術作品のような建物です。

ロシアに来たらこれは食べるべき!ビーフストロガノフ

ロシア料理は、ボルシチ、ピロシキなど日本でも人気の高い料理が多いですね。

しかし、絶対に外せないのがビーフストロガノフ!

これは絶対に食べて下さい。

日本のお店で提供されるビーフストロガノフとは、別格のおいしさがあります。

しかも、概ねどこのレストランでも取り扱っておりますが、どこで食べても外れが無いです。

私は滞在したホテルの北側にあるDouglasというレストランでいただいたのですが、最高の一品でしたね。

日本で食べるビーフストロガノフとの味の違いは何なんでしょうか…

肉のおいしさというよりも、味付けの違いが大きな要素の気がします。

ロシアで食べた料理で、忘れられない味になりました。

こちらのDouglasというレストラン、テンダーロインのステーキも美味です。

この記事の最後に

この記事では、ロシアのサンクトペテルブルクを訪れた際の観光の注意点やお役立ち情報をまとめさせていただきました。

ロシアはビザの取得が必要であったり、観光に適した季節が短いこともあり、なかなか足を運びずらい都市かと思います。また、日本で生活をしていると当たり前だと思うことが当たり前では無かったりすることもあるので、不便に感じる旅行になるかもしれません。

しかし、世界三大美術館の一つのエルミタージュ美術館は人生で一度は行くべき美術館だと思います。人類史上に残る多く名画たちが、貴方を待っていますよ。

最後に一言「タクシーだけは気を付けて下さい!」

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