今住んでいる家の周りに、年季の入ったお家もあって、その屋根裏にムクドリが巣を作っています。
また、家の周りには小さなスズメの数も多く、私の家のベランダの手すりにもよく小型の小鳥が飛来して、ベランダで育てている園芸植物に糞を落としていくことが多々ありました。
以前の記事では、電力会社に依頼して家の前の電線に防鳥対策をしてもらったことをUPしたのですが、今回は家のベランダへの防鳥対策になります。
ベランダの防鳥ということで、網を張ったりするといえのめ見栄えが悪くなるので、家の外観を崩さずに鳥の飛来を防ぐ方法を検討してみました。
我が家のムクドリによる糞害について
現代の日本での鳥害の一つにムクドリの異常繁殖が挙げられます。
本来、ムクドリは虫から農作物を守るために輸入された鳥とのことですが、現代社会の日本においては数が増えすぎてしまって困りごとになっている鳥です。
森林で生活してくれれば良いのですが、家の屋根裏や窓枠の中などに巣を作る習性があるため、繁華街から市街地までありとあらゆる場所に生息しています。
そんなムクドリが私の家の周りにも住み着いており、私の家のベランダも彼らの羽を休める場所になる様相が見て取れました。
昼間、家に人がいない時などに飛来しているようで、なかなかその姿を捉えることはできなかったのですが、糞害がひどくなる前に手を打つことにしました。
フクロウの置物を設置
そこで、ネットで発見したのがフクロウの置物!
これが意味があれば安いものなのですが…
ただ、小鳥は大型の鳥の目を怖がるということで「この写真の置物くらい大きな目があれば、きっと依ってこないはず!」と意気込んでネットで購入。
(このフクロウの置物、首がクルクルと回る設計になっているのですが、相当な強風が吹かないと変わらないので、ほぼ意味が無い機能でした(笑))
実際にこのフクロウの置物をベランダの手すりの部分に置いてみたのですが、確かに効果がある!
1日または2日に1度くらいは糞害があったところが、置いてから3日間糞害が全くありませんでした!
「効果絶大だよこれ!」と思ったのですが…
1週間後には糞害が再び発生しました。
ちょっと残念でしたね…1週間くらいふんがいが無かったので、これ安い買い物だったかもしれないと思ったのですが、自然はそう甘くは無かった…。
ただ、効果があったことは確かです。
2体目のフクロウの置物を追加!
そこで、フクロウの数が足りないかもしれないと思い、2体くらいあればいいのでは?と考え、実はさらに1体の置物を追加しました。
2体目は少し価格を下げて、写真の通り小さ目のものを用意しています。
このフクロウ2体をベランダの外から目に付く位置に置きました。
家のベランダはそこまで大きくないので2体あれば問題なく鳥の目に付く位置に置くことができます。
ただ、見た目が悪いことは否めませんね…外から自分の家を見た時に、このフクロウが少し見えるのですが「あの家は何なんだろう…」と通行人に思われるに違いないです(笑)
さて、結果はというと、御察しの通り1週間もたたないうちに撃沈!
フクロウの置物についての結論
やはり本物のフクロウでないと無理ですね…
ムクドリも学習能力があるので、攻撃してこない偽物であると警戒心があっという間になくなって効果が完全になくなります。
スズメのような小さな鳥には効果があったのかもしれませんが、ムクドリに対しては効果がほぼ無しです。
結果としてこのフクロウさんは、ある意味斬新なオブジェとしてベランダの目の使いない場所に保管されることになるのでした…。
最終的にベランダの糞害を防いだ方法
ただ、このままで終わっては、いつまでたっても鳥の糞害が解決することはありません。
そこで、色々と調べるとベランダの手すりに置ける剣山タイプの鳥よけがあるではないですか!?
電力会社にお願いして、剣山タイプのもので電線の防鳥に成功した、私にとっては救世主となった「剣山タイプ」のものです。
直ぐに購入してベランダの手すりの上に置いたのですが…効果絶大…。
最初からこれを検討しておけばよかったんですね。
小鳥にとっては、足が短いので剣山タイプのものだと上手く止まることができないのでしょう。この防鳥対策は外から見ても家の見栄えが悪くなることは無かったですし、長い棒にも巻き付けて使用できるタイプなので、様々な場所に使用できると思います。
剣山タイプの防鳥ネットを使用してから一度もベランダが糞害に合っていませんので、相当な効果だと思います。
頻繁に鳥が止まっている場所に置いておくだけで効果は出ると思います。
ただし、カラスやハトなどの大きな鳥には、もう少しがっちりとしたものでないと効果が出ない可能性もあります。
この記事のおわりに
この記事では、小型の鳥の防鳥対策として販売されていた猛禽類 (フクロウ) の置物が、実際に防鳥に効果があるのか?を実施した結果を紹介させていただきました。
その結果としては、ある程度の防鳥効果は見込めたものの、恒久対策とはならない結果となりました。鳥も頭が良いので、危険でないとわかったら置物はすぐに見破られてしまいます。
それに対して、剣山タイプの防鳥ネットのように、鳥が休むことが出来ない環境を作ってしまうことで、本来あるべき防鳥としての機能が発揮されるのだと思います。
私と同じようにベランダで園芸をされていて、糞害にお困りの方に御参考になれば幸いです。