【園芸】花壇の野良猫の糞を防ぐ!-私が成功した対策-

園芸を楽しんでいる皆様の中には、野良猫が御自身の庭や花壇に糞をしてしまってお困りの方も多いのではないでしょうか?

私もその一人で、家の周りに住み着いた2匹の野良猫の糞被害に悩まされました。

世間一般にも様々な防御方法が提案されていますが、私はちょっと目線を変えた対処方法を行って、花壇に野良猫が糞をする問題を解消しました。

花壇ですので、景観を損なう対策は避けたいところですよね。私は猫の行動を考えて、植物を使って糞をされてしまうことを防ぎました。

その方法を御紹介させていただきます。


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私の家での野良猫の糞被害

まず、私の家での野良猫の糞被害ですが、下の図に示すように家の周りの通路の部分 (砂利が敷き詰められた部分) と花壇の土の上になります。

糞被害の地図

糞被害①の部分は、お隣さんとの間にフェンスがあるのですが、猫としてはこの道を生活通路にしているらしく、この通路に頻繁に糞を落としていっていました。

また、糞被害②の記載された花壇ですが、この部分はレイランディという樹木が植えてあったのですが、土が見えている状態でした。その土を掘り返して糞をしてあったので。処理するのも大変ですし、本当に悩まされました。

失敗した野良猫対策

ペットボトルに水を入れて置く

これは街中でもよく見かけませんか?

ペットボトルに水を入れて置いておくと、光るものを嫌がって猫が寄り付きにくくなるというものです。

しかしながら、これは全く意味が無かったです。

上で紹介した糞被害①の通路に3本くらい置いておいたのですが、猫は全く気にすることなく通過していくのです…。その姿を見た時、すぐに撤去しました。

見栄えが悪いですし、日光が当たると光の集光で火事になる可能性もあるという記事も目にしたためです。

猫の写真

猫の嫌がる香りのビーズを置く

これは、正直なところ期待した方法でした。

園芸店で「猫の嫌がる臭い!」「2カ月持続!」と書かれた猫が嫌う臭いのビーズ上の商品を見たことがあるのではないでしょうか?

私はこれはお金を払うし、意味のあるものだろうと思い、花壇と通路と両方に置いたんですね。しかし、糞被害は無くなりませんでした。

猫に対して「臭い攻撃」は無理です。

野良猫は結構神経が太いというか、図々しさの塊なので、臭いによる防御はほぼ無意味です。それに危険ではないと分かれば、臭いなんて気にせずに侵入してきます。

野良猫の中には臭いを嫌う猫がいるかもしれませんが、それは少数だと思います。それに、臭いのビーズなどはすぐに効果が切れるので、応急対策にはなるかもしれませんが、恒久対策にはならないんですよね。

猫除けシートを敷く→美観が悪い

剣山のように棘が多数設置された猫除けシートが販売されているのですが、これも試しました。

しかし、高価を実感する前に撤去でした…

通路に置くことを検討したのですが、相当な数・面積に設置する必要があるため、住人である私が歩くことが出来なっくなってしまいます。

また、花壇に設置することについては、相当美観が悪くなります…。家のシンボルツリーの下に猫除けシートが丸見えで置いてあると「この家は野良猫被害がひどいのか…」と思われてしまうような外観です。

流石に玄関先の人の目につく位置に猫シートを敷き詰めることはできずに、花壇も猫シートの設置は諦めました。


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なぜ糞をされてしまうのかを考える

各種アイテムを使って野良猫の糞を防ぐというのは、効果が出ることもあるのあかもしれませんが、そもそも根本的な解決からは遠ざかるような気がしました。

「猫が糞をしてしまう行為を防ぐ」のではなく、「そもそも猫が入ってこなければ糞をされない」という考えに切り替えたのです。

猫がいなければ、猫が入らなければ、糞をされることは絶対になくなります。

しかし、通路に大きな置物を置いたり、花壇にセンスの悪いフェンスを設置して対策することは避けたかったんです。一応、周りの目に見える場所でもありますので。

猫が入ってこないようにするためには、どうすればよいか…

私が植物を使って対策した方法を下で紹介します。

通路の糞被害を解消した対策

上で紹介した糞被害①の部分ですが、この対策としては、猫が通路を通れないようにすれば良いのです。

そこで、下の図面に示すように、通路と花壇がぶつかるところに薔薇を植えました。この薔薇を植えた所で、猫が通路を通過することを防ぐことができます。

薔薇を植えた場所の地図

この薔薇の効果は効果絶大でした。

薔薇を植えて薔薇が芽吹いてくると、葉にと枝によって猫が通過することができなくなり、猫の通路への侵入を完全にシャットダウンできたのです。

家の周りには、まだ通路がありますが、この部分を塞いだことで猫が家の周りの通路を通過することがなくなりました。

つまり、猫の生活通路を完全に変更させることに成功したのです。


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花壇の糞被害を解消した対策

通路の糞被害が上の方法で防げたのですが、花壇の糞被害は残ったままでした…。

この場所はレイランディという樹木が植えてあったので、その株元の土が見えており、そこに糞をされてしまう状況でした。

つまり、その土が見えないようにすること、そして花壇の中に侵入できないようにすることが対策だと思い、背が高くならない宿根草を植えることとしました。

活躍してもらったのは「冬の貴婦人 クリスマスローズ」です。

クリスマスローズは、年間を通じて葉が茂っており、秋に古い葉を切ることがあっても、すぐに新しい葉が生えてくるので、土の表面が見えるのを防ぐことができます。その花壇の写真が下の写真になります。

クリスマスローズのグランドカバー

見て分かる通り、完全に土が見えませんし、猫はこの茂ったクリスマスローズの中に入っていくことを完全に諦めたようです。

しばらくは家の前をうろうろしている状況を見たことがありますが、一度も入っていこうとしませんでした。

こうして、私と野良猫の駆け引きが終わりを告げたのでした…。

この記事の終わりに

この記事では、私が経験した野良猫の糞被害とそれを解消するための対策について御紹介させていただきました。

ホームセンターでもさまざまな野良猫対策グッズが販売されていますが、私から言わせてもらうと、多分効果がほとんどないです。

猫は頭が良い生き物ですので、危険ではないと分かれば置物や臭いも気にせずに家の敷地内に侵入して糞を残して行きます。

猫の糞を解消するためには、基本的に「野良猫が入れない環境作り」と「野良猫の生活通路を変更させる」ということが大事になります。

特に土の見えている花壇は野良猫の糞被害を受けやすい場所だと思います。そして、それを解消するのは、実はグラウンドカバーとして人気の植物なのかと思います。

私の場合には年間を通じて葉が枯れ落ちないクリスマスローズを使いましたが、それ以外の宿根草でも対策が可能だと思います。

皆様も花壇における野良猫の糞対策を、綺麗な植物で解消してみてはいかがでしょうか?

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