【伊丹市昆虫館】温室の蘭や観葉植物の鑑賞もお勧め!

兵庫県伊丹市にある昆虫館は、日本だけではなく世界中の昆虫の事を学ぶことができる、虫好きの少年少女にとってはパラダイスの様な施設です。

普段見ることができない珍しい昆虫の生体展示もあり、温室の中では大きな蝶が舞う姿を間近に見ることもできます。

そんな人気の伊丹市昆虫館ですが、園芸が好きな方にとっては、別の意味で楽しむことができる場所です。

蝶を飼育するための大きな温室があるのですが、年間を通じて、たくさんの草花が管理されています。私の好きな蘭もあり、温かい温室の中で多くの種類の蘭が栽培されています。また、観葉植物も立派なものが多く植栽されています。

この記事では、伊丹市昆虫館を昆虫館としてではなく、蘭や観葉植物の鑑賞の視点で紹介したいと思います。


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伊丹市昆虫館へのアクセスと入館料金

伊丹市昆虫館は、国道171号線の伊丹病院前交差点を北上した先にある昆陽池公園にある施設です。

〒664-0015 兵庫県伊丹市昆陽池3丁目1

入館料は、大人が400円、小学生以下は100円となります。

昆虫の観察に加え、蘭や観葉植物の鑑賞ができ、かつ写真の撮影も楽しめるという点を考えると、かなりお安い料金設定だと思います。

私自身、関西に住み始めてから子供と一緒に3回行っていますが、生体展示コーナーの昆虫が入れ替わっていたり、温室に咲いている植物が季節で変わったりと、必ず変化があるところも嬉しいところです。

温室は本来は蝶の飼育用

伊丹昆虫館の温室ですが、昆虫館ですので基本的には蝶の飼育と鑑賞を第一目的にした施設だとは思います。

ただ、蝶が舞うためには、年間を通じて餌となる花を咲かせないといけないため、蘭や季節の花たちが沢山植えられていたり、花の鉢植えが多く置かれています。

花の種類、植物の種類が豊富で、観葉植物や蘭の栽培を楽しんでおられる方からすると、蝶の観察よりも珍しい植物の方に目が行ってしまうと思います。

下でも紹介しますが、夏の花であるハイビスカスが11月に咲いていたり、秋に咲く品種の蘭が鉢植えで栽培されていたりします。

温室内の蝶の数も本当に多く、どこを見ても美しい蝶が舞っています。オオゴマダラやクロアゲハなどの大型の蝶が沢山いるので、蘭の花に止まる蝶の姿を写真におさめたいカメラマンさんなどにもお勧めです。

この温室のために入館料400円を払って、写真を撮りに来る価値もあると思います。


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温室内の蘭は立派な株が多い

冬の時期の伊丹市昆虫館にも訪れたことがありますが、温室内は冬とは思えないような温かさがあります。

温室には様々な蘭が鉢植え等で飾られておりますが、蘭は種類によって花を咲かせるタイミングが異なりますので、その季節・そのタイミングで最も綺麗に咲く蘭を展示してくれているのだと思います。

温室の中を舞う蝶が蘭の花に止まり、蜜を吸う姿は、胡蝶蘭に蝶が止まる姿となり、何とも言えない風景になっています。私が2020年11月に訪れた時には、胡蝶蘭は花の時期では無いのですが、デンドロビウムのファレノプシス系の花が咲いておりました。ファレノプシス系は胡蝶蘭にそっくりなので、胡蝶蘭を思わせる蘭の姿と、蝶の組み合わせがとても良い演出になっていました。

本来は蝶を楽しむための温室ですが、蝶よりも蘭の花の方に目が行ってしまいます。蘭の花は一般的な草花には無い独特な綺麗さがあり、本当に綺麗な花だと思います。

以下では、伊丹市昆虫館の温室で、秋の時期に開花していた蘭を紹介したいと思います。

下の写真は、秋に開花を迎えるデンドロビウムのファレノプシス系です。「デンファレ」という愛称でもおなじみの秋に咲く蘭です。このデンファレ、来年は栽培に挑戦してみようかと思っています。

どれも立派に成長した大きな株が多く、見事な花の数です!花の大きさもなかなか大きく、鉢植えの数も多いので、見ごたえ十分な蘭のコーナーです。

自宅でこんな蘭が咲いたら…ちょっと嬉しくなるような立派な株達です。

下の写真もデンファレです、写真の奥にはカトレアだと思われる品種もありますね。

下の写真は、見事に成長した蘭なのですが、エアプランツの様に空中につるされている状態です。蘭って、こんな状態でも成長して花を咲かせるんですね!?

蘭は水が少なくても成長する植物なので、近くを水が常に流れており、湿度の高い温室であれば問題無いのかもしれませんね。やってみたくなる栽培方法ですが、家の中では無理かなぁ…。

温室の中は、下の写真の様に蘭が至る所に咲いています。東南アジアのトロピカルな森を想像させるような雰囲気ですね!温室の蘭の鑑賞だけでも、30分くらいは見入っていられそうです。

観葉植物や珍しい花も植栽されている

伊丹市昆虫館の温室内では、蘭だけではなく観葉植物も栽培されており、その鑑賞も楽しめます。大きく育った株もあるので、今後家で育ててみたい観葉植物の参考例にもなります。

このラッパ型の大きな花、街で見かけたことがあるのですが、何という名前の植物なのか知りませんでした。

調べてみたら「エンジェルトランペット」という名前の植物の花だそうです。形がトランペットの様な形をしていることからつけられた名前で間違いないでしょうね!

また、夏の花と思われているハイビスカスですが、温室の中では11月でも咲いています。私が育てたことがあるハイビスカスは、9月中旬には花が無くなってしまいましたが、温かい温室だからこそ、この時期まで咲くのでしょう。

蝶たちがハイビスカスの花の中に長い口を突っ込んで蜜を吸っている姿は、お聞き縄の夏を想像させる風景です。

サルオガセモドキなどの大きく成長したエアプランツが見られたり、街の園芸店でも売られているアンスリウムが巨大に成長したものなども植えられています。


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この記事の終わりに

この記事では、伊丹市昆虫館の温室にある蘭や観葉植物の紹介をさせていただきました。

昆虫館なのでメインは昆虫の学習になるのですが、園芸が好きな方にとっては、温室に咲く綺麗な蘭や観葉植物に目が行ってしまうことは間違いありません。

季節によって花の種類も変わり、子供とも一緒に楽しめる施設ですので、伊丹市を訪れた際には、是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

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