ガウラ「リリポップピンク」の栽培実例を写真で紹介

園芸を趣味にしていると、近くのホームセンターなどに行った際に、必ず併設された園芸コーナーを覗いてしまう方も多いのではないでしょうか?

特に欲しい植物が無くても、陳列されている草花を見るだけで、季節の移り変わりを感じることができ、とても気分がウキウキしてきます。

時には、園芸コーナーの中に自分が見たことが無かった、今までに名前を聞いたことが無かったという草花に出会うこともあります。

今回の記事では、私が2023年2月に園芸店で初めて見つけた「ガウラ」という草花を紹介したいと思います。

詳細は知らなかったのですが、ついつい手に取ってしまい、栽培をしてみることにしました。

とても小さく可憐な花の咲く植物で、とてもお勧めなので、本記事で紹介させていただきたいと思います。

ガウラの事が気になった方に、少しでも参考になる記事となりましたら幸いです。


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「ガウラ」って何??

園芸コーナーで「ガウラ」というタグの付いた植物を見た時、率直に「この植物は何なんだろう?」という疑問がありました。

タグにはピンク色の花が写っておりましたので、花が咲くことだけは分かりました。

気になったため、一株購入して帰宅し、ガウラについて色々と調べてみました。

すると、ガウラとは「山桃草」の事であることが判明しました。

山桃草の学名が「Gaura lindheimeri」で、この学名から「ガウラ」と呼ばれているそうです。

山桃草は白蝶草と呼ばれることも有り、白い蝶々が飛んでいるような可憐な花を咲かせる草花です。

ガウラという名前は知りませんでしたが、白蝶草の名前は知っていました。

ただ、今までに栽培したことが無い植物だったので、個人的には少し嬉しい気分でした(育てたことが無い植物を育ててみることが好きなので…)。

以下では、その栽培記録を紹介させていただきます。

今回育てるガウラ「リリポップピンク」について

今回育てるガウラは「リリポップピンク」という品種で、ピンク色の小さな花をたくさん咲かせてくれるものになります。白蝶草の中では、オーソドックスな品種なのかと思います。

上記の通り、近くのホームセンターの園芸コーナーで購入したものです。

下の写真が購入時の株の状態です。

PROVEN WINNERSさんから発売されている株になりますね。

個人的な感想ですが、PROVEN WINNERSさんの発売している植物は、日本の気候でも育てる事が容易な品種が多く、初心者からベテランさんにまでお勧めできる販売元だと思います。

PROVEN WINNERSさんのHPにも、今回のガウラ リリポップピンクが紹介されています。⇒ こちら


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鉢への植え付け方法や培養土・肥料について

さて、それでは鉢への植え付けを行っていきます。

ガウラ「リリポップピンク」は、鉢植えで育てる場合には樹高が30cm程度、幅も30cm程度が目安ということでしたので、まずは7号鉢で育てていくこととしました。

ガウラは多年草であり、地植えにして冬越しをさせていくと株の大きさがどんどん大きくなっていくということですが、今回は鉢植えでコンパクトに育てていきます。

ガウラをビニールポットから抜いてみると、次の写真の通り、根がピンク色でした。

葉もピンクがかっており、咲く花もピンク、根もピンク…という、ピンク色に染まった植物ですね。

また、根がしっかりと張っていて、とても元気の良さそうな株でした。

培養土は、ホームセンターの安価な草花用培養土を使用します。

肥料は、培養土の中にマグァンプを規定量混ぜ込みました。

また、1週間に1度の液肥を併用して育てていきます。置き肥 (化成肥料) は使いませんでした。

栽培する場所ですが、日当たりが比較的良い場所で、日照時間は概ね朝8時から14時半くらいまでとなります。

下の写真が、植え付け直後の様子です。

植え付けから一か月後のガウラの様子

続いて、植付けから1ヶ月後のガウラの様子です。

基本的には、葉の数を増やしながら、株がどんどん大きくなっている状況です。

下の写真が植え付けから2週間後の写真と、植え付けから1ヶ月後の写真を比較したものとなります。

目に見えて、株が大きく成長していることがわかります。

植え付け当初は葉や茎の赤色が目立っている状況でしたが、成長するにつれて葉の色は緑色が主体となってきました。(葉脈や茎などには赤色が入っています。)


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植え付けから1ヶ月半後のガウラの様子

続いて植え付けから1ヶ月半後の様子となります。

下の写真は植え付けから1ヶ月後の様子と、植え付けから1ヶ月半後の様子を比較しています。

植え付けから1ヶ月半が経過すると、株の大きさが更に巨大化して、上から見ると鉢が見えないくらいまでに成長しました。

ここまで大きくなると、茎が垂れ下がってしまうような状態になるので、場合によっては麻ひもなどで葉をまとめてあげる等の工夫が必要になるのかもしれません。

上の写真では少し分かりにくいですが、葉が鉢から垂れ下がっているような状況です。

(今回は特に対策はせず、そのまま成長させていきます。)

植え付けから約2ヶ月で最初の蕾が開花

植え付けから2カ月後になりますが、最初の蕾の開花を確認しました。

下の写真がその最初の花です。

ガウラは「白蝶草」と呼ばれることもありますが、まさにその名の通り、白色の蝶が飛んでいるかのような容姿ですね。

この最初の花が咲いた時、満開になった姿を想像しましたが、その姿を見るのが楽しみになりました。

植付けから2ヶ月半後に満開の状態に

最初の開花が見られてから、少し時間が経ちましたが、植え付けから2ヶ月半で概ね満開に近い状態になりました。

蕾はたくさん出ていたのですが、満開までに少し時間を要するのがガウラの特徴なのかもしれません。

概ね満開に近い状態の写真が下の2枚になります。

「白蝶草」という名にふさわしい、そんな印象がある花が大量に開花しています。

少し株の幅が大きくなるのではないかと予想もされましたが、置き場所に困るような育ち方はしなかったので、最終的には比較的育てやすい品種なのかと感じます。

ガウラは、鉢植えでも十分楽しめる草花ですね!

また、花もちについてですが、開花後の花は5日程度は開花の状態を維持します。

その後、新たに咲いた花と交代するかのように散っていくような特徴です。

私の住む阪神間での栽培記録ですが、開花してから約1カ月くらいは、満開といえる状態を維持してくれました。

終わりに -ガウラを育てて良かったと感じること-

本記事では、ガウラ (白蝶草) の「リリポップピンク」の栽培記録を紹介しました。

ガウラという名前を聞いたことが初めてだったので、どんな植物かわからなかったのですが、白蝶草の学名から来た名前ということです。

実際に鉢植えで育ててみましたが、可憐な花が満開になる姿は、とても見ごたえがあり華やかなものとなりました。

以下に、ガウラを育てて良かったと感じることを箇条書きで紹介しておきたいと思います。

・育てる難易度が低く、誰でも容易に育てる事ができる植物です。

・満開になると、とても華やかな姿になるため、玄関先やお庭が確実に明るくなります。

・地植えだけでは無く、鉢植えでも問題無く育てられるので、ベランダ栽培にも適した品種です。

これまでガウラを育てたことが無い方も、もし園芸店で見かけたら育ててみて下さい。

価格も安価な植物なので、手に取りやすいかと思います。

それでは!

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