長期連休も恐竜博物館を快適に楽しむ旅程を提案

世界三大恐竜博物館の一つとして知られている、福井県勝山市の恐竜博物館へ家族旅行で行ってきた時の事を記事にしておこうと思います。

連休ということもあり、混雑や渋滞が予想されましたが、事前にきちんと計画を立てていくことで、比較的快適に博物館や恐竜の森を楽しむことができます。

現地の方の情報も踏まえて、連休中にもストレスを感じることなく恐竜博物館周辺を楽しむポイントを御紹介させていただきます。


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恐竜博物館について

なぜ勝山が恐竜で有名なの?

勝山市が恐竜で有名になったのは、1982年に杉山川で発見されたワニ類の化石発掘まで遡ります。

その後、県をあげての大々的な化石発掘がスタートし、現在では新種の化石5種類が発掘され、日本を代表する恐竜の化石の産地となりました。

発掘された恐竜の中には「フクイラプトル」や「フクイサウルス」と名付けられた恐竜もいて、まさに恐竜王国・福井勝山を象徴する出来事となってきたのです。

2018年の時点で、国内で発掘された恐竜で学名が決められたものが、7種類でしたから、そのうち5種類が福井県産の恐竜の化石となるのです。私自身、恐竜博物館に行くまでは、その事実を知りませんでした…。知っていた恐竜はフタバスズキリュウくらいです…。

恐竜博物館の営業時間や入場料

営業時間: 朝9時~夕方17時

入館料: 大人730円、高・大学生: 420円、小・中学生: 260円

ただし!長期連休は実は開館時間が長くなります。この点は要チェックです。

その年の長期連休によって異なる可能性もありますが、営業開始が30分早まり、朝8時30分からの営業となります。そのため、連休中は通常よりも早めに出掛けることが必要になるのです!

割引については、私が現地で見た限りは、当日直ぐに使えるものは団体割り引きしかなかったですね。ただし、各種福利厚生などの提携はあるかもしれませんので、事前にチェックしておくと良いかと思います。

恐竜博物館の場所と長期連休の交通事情

恐竜博物館およびそ恐竜の森は、福井県の勝山市にあります。

〒911-8601 福井県勝山市村岡町寺尾51−11

実は少しだけアクセスが悪いと感じました。北陸自動車道の福井北ICで降りて、国道416号線を東へ約30分くらいかかります。場所については、カーナビにセットすれば確実に連れて行ってもらえるのですが、渋滞事情はちょっと情報が少ないかと思います。

長期連休の周辺の交通事情としては、高速道路を降りてから恐竜博物館の周辺までの道は比較的空いています。長期連休でも、そこまで渋滞をすることはありませんでした。

ただし、恐竜博物館の周辺まで来ると、一気に渋滞が始まります。

そのため、私が行ったときは事前に情報を集めて、国道157号線から小さな道へ入るルートを選びました。下に地図を載せておきます。このルートは比較的空いておりましたが、博物館前に通じるメインストリートの道は長い渋滞の列ができていました。このルートで行くと、渋滞を避けられる可能性が上がるのではないかと思います。

抜け道のルート

宿泊するなら2日目に恐竜博物館へ

長期連休で恐竜博物館へ旅行される方であれば、多分宿泊して遠方から来られる方が多いかと思います。

その際には、2日目の旅程に恐竜博物館を組み込むことをお勧めします。

下でも記載しますが、快適に楽しむには朝早めに行くことが絶対条件です。30分の遅れが、大きな渋滞の原因になります。1日目に御自宅から恐竜博物館まで来ると、朝一番に入館するのが難しいでしょう。

ですので、2日目の朝に早めに朝食を済ませて出発できるようにしてくださいね。または、逆に考えて夕方の時間に入館する方法もありますが、周辺の「かつやま恐竜の森」を楽しむ時間が削られてしまします。

もし素泊まりで旅館を利用される方であれば、朝の朝食時間を気にすることもないので、近くのコンビニで簡単に朝食を済ませるのもお勧めです。


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朝は8時前を目標に行くこと (現地情報有り)

上で書きましたが、恐竜博物館は長期連休などに営業時間を8時半に早めています。(ただし、行かれる際は事前にHPで最新情報を御確認下さい。)

そのため、朝9時を目標に行くのではなく、8時半の開門を目指していくことが必須となります。

私は交通事情と朝の子供の支度で出遅れて、8時過ぎくらいに着いたのですが、既に渋滞が長く連なっており、一番近くの駐車場に駐車することはできませんでした。

駐車場の誘導員の方に「何時に来れば近場に駐車できますか?」と尋ねると、「長期連休は8時前には着くようにしてもらえると安心かと…」とのことでした。

皆さん、渋滞や駐車場待ちに合わないようにするには、8時前が一つの目標ですよ!

当日は最初に恐竜博物館へ

恐竜博物館へ着いたら、必ず恐竜博物館から楽しんでください。

周辺に色々な恐竜関連の施設が併設されているのですが、それらの施設は連休でも比較的空いていました。長蛇の列になるような場所は無かったです。

やはり皆さんの一番のお目当ては恐竜博物館なので、一番混むのは恐竜博物館です。朝早く着いたのであれば、最初の空いている時間帯で博物館へ足を運びましょう。

お土産ショップも、朝早い時間帯なら購入のための列に並ばずに済みます。混雑を避けて最初にお土産を買う方もいるのですが、荷物になるので最後にした方が良いかと思います。朝早い時間に行けば、ショップも比較的空いている時間帯で楽しめます。

恐竜の化石

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博物館の後に「かつやま恐竜の森」へ

恐竜の森は広いので比較的快適

恐竜博物館に併設された「かつやま恐竜の森」は、様々な遊びがあり、かつ広い施設・公園なので、観光客も分散しやすく、長期連休でも大混雑にはなっていませんでした。

そのため、博物館を堪能した後に足を運んでも全く問題ないです。

恐竜の森の中でも「かつやまディノパーク」では、動く恐竜達が40体以上も飾られており、子供は興奮すること間違いなしです。

トリケラトプスやティラノサウルスなどの有名どころの恐竜達が出迎えてくれます。

ただ、本当にリアルに作られているので、小さなお子さんの中には怖がって泣いてしまう子もいます。実際に、私達と同じタイミングで入られた家族連れの3歳くらいの子は、怖がって泣き叫んでしまっていました。

大きな恐竜を怖がりそうな子は、入らない方が良いかもしれません。

動く恐竜

化石発掘体験は事前予約必須

かつやま恐竜の森では、化石の発掘体験ができますが、これは長期連休は予約必須です!

大人気のため、予約しないと長期連休は絶対に参加できません。

体験型の遊びというのは、本当に人気です…。教育にもなりますしね。

事前に予約できなかった場合の参加できるチャンスは当日のキャンセル待ちです。キャンセル待ちも当日の状況次第なので、予約が出来なかった方はあきらめた方が良いかと思います。

昼食は勝山市内で済ませましょう

朝早くから恐竜博物館を楽しむと、昼過ぎから1時くらいには、大体の主要箇所を回りきることができます。

しかし、恐竜博物館の中にはレストランが一か所しかないため「最も混雑するスポット」となります。とてもじゃないですが、12時に行ってスムーズには入れるものではありません。30分待ち1時間待ちは当たり前の世界だと覚悟した方が良いです。

そのため、楽しんだら勝山市内で昼食をとられることをお勧めします。勝山市内で昼食を取って、そのまま帰路へ…という旅程が最も良いかと思います。

勝山市内へ出てくれば、長期連休とはいえ、そこまで混雑していません。

私が利用したのは、下の地図に示す「旬菜食祭 花月楼」です。

古い建物をリノベーションした店内では、とても美味しい和食をいただくことができます。

旅行の中で少し贅沢したいランチにお勧めのお店です。

宿泊は山中温泉がおすすめ

宿泊先ですが、恐竜博物館から車で40分くらいの所に山中温泉があります。

子供の楽しみだけではなく、大人の楽しみも欲しいと思いますので、温泉を楽しんでみてはいかがでしょうか?

山中温泉は広い温泉街もあり、焼き物体験や足湯などを楽しむことができるので、温泉を1日目に満喫し、2日目に恐竜博物館を訪れるのが1泊2日の旅行でお勧めです。

また、近くに芦原温泉もあるのですが、恐竜博物館への距離が、山中温泉よりも少し遠くなります。また、街中にあるため朝の移動に少し時間がかかると予想されます。山中温泉は、比較的直線で信号のない山間部の道を利用できるので、時間に余裕ができますよ。

化石の写真

この記事の最後に

この記事では、長期連休中でも比較的快適に「恐竜博物館」を楽しむための情報をまとめさせていただきました。

GWやお盆休み、そして年末年始の長期連休はどこに行っても疲れるような渋滞や人混みが待ち構えているのですが、旅程のちょっとした工夫で快適になることも多々あります。

私自身、恐竜博物館に行く前には、様々な情報を集めて向かったのですが、事前の準備は本当に大事だと思わされました。

恐竜博物館へ行かれる方にとって、この記事が有益なものとなりましたら幸いです。

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