アズーロコンパクトを鉢一杯に咲かせよう!目指せ、見本鉢!

園芸店に足を運ぶと、どの季節であっても、ひときわ目を引くものがあります。

そうです「見本鉢」です!

寄せ植えだけではなく、一つの品種の花を大きな鉢一杯に咲かせた見本鉢は見ごたえがあり、そのまま家に持って帰りたくなります。

そんな見本鉢の中で、2022年の春に私が魅かれてしまったのが「アズーロコンパクト」!

下の写真が、その時の園芸店に置いてあった見本鉢ですが、爽やかな青色の花が無数に咲き誇る姿は、本当に美しかったです。

このアズーロコンパクトの見本鉢に触発されてしまい、家でもアズーロコンパクトが咲き誇る鉢植えを作りたいと思ってしまいました!

そして、10号鉢を直ぐに用意して、アズーロコンパクトの鉢植え作りに取り掛かりました。

この記事では、アズーロコンパクトの植え付けや管理方法、そして花数を増やすための切り戻しの作業の詳細を紹介していきたいと思います。

私と同じように、アズーロコンパクトを鉢一杯に咲かせたい方に、少しでも参考になれば幸いです。

さて、見本鉢のようなアズーロコンパクトの鉢植えは完成したのでしょうか!?


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アズーロコンパクトについて

アズーロコンパクトは、花苗で有名なサントリーフラワーズさんが発売されているガーデンプランツになります。

公式HP:サントリーフラワーズ「アズーロコンパクト」

楽天市場 アズーロコンパクト リンク

初春に苗の販売が始まる品種ですが、ロベリアの仲間です。

また、夏越しが比較的容易なロベリアのため、春に植え付けを行えば繰り返し花を咲かせ、秋まで開花を楽しめる品種です。

花数に定評のあるサントリーフラワーズさんらしさを感じられる品種だと思っています。

花色も青色、白、ピンクがあり、シーンに応じて花色を選べるのも嬉しいポイントです。

個人的には、薔薇を育てている方にお勧めなのが青色です。

薔薇には無い鮮やかな青色を出してくれるので、薔薇との相性も良いですよ!

以前、青色の花で「デルフィニウム」を育てた記事も紹介しましたが、アズーロコンパクトはデルフィニウムにも負けないような美しい青色を出してくれます。

アズーロコンパクトの植え付けと管理方法 (今回は10号鉢に3株)

さて、今回は鉢一杯に豪華なアズーロコンパクトを咲かせたいということで、10号鉢に3株のアズーロコンパクトを植えていくこととしました。

(アズーロコンパクトの宣伝にも、10号鉢で3株というのが推奨されていました。)

植え付けは2022年4月16日です。

鉢はホームセンターで購入したプラスティック製の10号鉢です。

培養土も一般的な安価な培養土を使用しており、植え付け前に元肥を適量混ぜ込んでいます。

実際に植え付けた当日の様子が次の写真になります。

3株を等間隔に植え付けております。

次に、アズーロコンパクトの日々の管理方法についてです。

肥料は培養土に混ぜ込んだ元肥に加えて、1週間に一度の液肥を与えていきました。

液肥は規定濃度に対して、さらに2倍くらいに希釈した薄い濃度の液肥を用いています。

(培養土に植えに置く緩効性肥料は使用していません。)

日照条件としては、午前8時から午後15時までは直射日光が当たる南向きの場所です。

水やりは培養土の表面がしっかりと乾いているのを確認してから、たっぷりと与えるようにしていました。

さぁ、植え付けも終わりまして、アズーロコンパクトはどのくらいの速さで成長していってくれるのでしょうか!?


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アズーロコンパクトの成長の様子を紹介 (成長力が非常に強い!)

上記の通り、苗の植え付けは2022年4月16日に行いました。

そこからどのくらいの期間で、どのくらいの成長を遂げていったのかを写真で見て見たいと思います。

まず最初に、植え付けから10日後の様子が下の写真となります。比較のために植え付けた日の写真と並べてみました。

見て分かる通り、10日後には培養土の表面が見えなくなるくらいまで成長しています。

また、次の写真は植え付けから20日後の様子になりますが、鉢から溢れるくらいまで新芽が成長して、早くも開花が始まっていることがわかります。

1ヶ月も経たない間に、ここまで成長するとは思いませんでした。

アズーロコンパクトは、成長力が非常に強い品種であることが分かりますね!

花が咲いていない状態の小さな苗を購入しても、1ヶ月もしないうちに株が2倍くらいの大きさになり、開花を迎えるような状態です。

花数を増やすために切り戻しを行います!

さて、アズーロコンパクトの成長力が非常に強いことがわかったところですが、今回の目的である「見本鉢のような大きな株に育てる」という目的を遂行していきたいと思います。

アズーロコンパクトのような品種は、切り戻しを行うことで花芽の数増えていき、よりボリュームのある株に育てる事が可能です。(サンパチェンス等と同様の特徴です。)

植え付けから1ヶ月も経過すると、次の写真の様に、開花する蕾の数も増えてきています。ただ、横から見ると、アズーロコンパクトの株に高さが足りないように思います。

そこで、植え付けから1か月後の2022年5月16日に、成長したアズーロコンパクトの切り戻しを実施していくことにしました。

切り戻しの方法については、難しい事はありません。

ハサミを使って、咲いている花と形成されている蕾を切り落としていくだけです。

バッサリと刈り込んでいきます。

下の写真が、切り戻しを行った後の様子ですが、かなりすっきりとした印象があります。

こうすることで、切り戻した位置のすぐ下の発芽点から複数の新芽 (脇芽) が成長してきます。

脇芽が成長するということは、花芽の数が増えていくということなので、よりボリューム感のある鉢植えが完成します。


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アズーロコンパクトが10号鉢いっぱいに咲いた様子

切り戻しを行った2022年5月16日から約3週間が経過した2022年6月5日、アズーロコンパクトが下の写真のように満開の時を迎えました。

切り戻しを行ったことで脇芽が大量に増えて、花の密度が一気に上がりました。

園芸店に置いてある見本鉢に匹敵する状態と言えるかと思います。

1回の切り戻しでこれだけ花の量が増えるので、2回、3回と切り戻しを繰り返すと、さらに花の量が増えていきそうですね。

今回は10号鉢に3株を植え付けましたが、丁度良いボリューム感になったのではないかと思います。

そして、さらに時が経ち、2022年7月1日のアズーロコンパクトの様子が次の写真です!

(ただし、上の6月5日の写真からは切り戻しなどはしておりません。)

もう、下の鉢の姿が見えなくなり、6月前半の状態に対して、さらに一回り株が大きくなりました。

それでいて花数が減ることは無く、咲き続けています。

とても豪華な鉢植えのアズーロコンパクトになってくれました!

ただ、暴れるような成長になっているので、適宜切り戻しをしてあげるのが適切かと思います。

この記事の終わりに

この記事では、サントリーフラワーズさんが発売している「アズーロコンパクト」を10号鉢一杯に咲かせた実例を紹介させていただきました。

10号鉢に3株を植えましたが、かなりボリュームが出て、見ごたえのある鉢植えになったと思います。

切り戻しを行って脇芽の量を増やせば、花数が簡単に増えていくので、園芸初心者の方でもチャレンジしやすい品種では無いかと思います。

春から夏に咲くアズーロコンパクトの鮮やかな青色の花は、玄関先やベランダに初夏の「爽やかさ」を与えてくれるのは間違いありません。

とても清々しい鉢植えになるので、是非皆さんもチャレンジしてみて下さい!

それでは。

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