紫を基調とした秋・冬の寄せ植えにチャレンジ

春・夏・秋・冬…それぞれの季節の草花を楽しむことができる「寄せ植え」。

単体では少し華やかさの無い草花が、寄せ植えにすると名脇役になったり…。

組み合わせることでお互いの良さが相乗効果で現れる草花もあったり…。

寄せ植えの作り手の「個性」が現れるのも、寄せ植えの良いところかと思います。

ホームセンターの園芸コーナーを訪れると、いつ行っても必ず季節の寄せ植えが販売されており、いつの時代も人気のジャンルなのだと実感させられます。

また、上手な寄せ植えクリエイターさんの作品は、本当に綺麗で園芸をやっている誰もが憧れる作品だと感じます。

そんな事を思いながらも、実は寄せ植えの経験がほぼ無かった自分…。

2021年11月初旬に、人生で初めて少し真剣に寄せ植えにチャレンジしてみました。

寄せ植えの経験が長い方からすると、レベルの低い寄せ植えかもしれませんが…自分の園芸経験の記録として、その作業を記事に残しておきたいと思います!


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実は寄せ植えの経験がほとんど無い筆者…

自分がやったことのある寄せ植えを思い起こしてみると…。

多分、一番最後に寄せ植えをしたのは、小学校高学年の授業だと思います…。マリーゴールドを主とした寄せ植えをしたのを微かに覚えています。

園芸を趣味にしてからは、薔薇の栽培や各植物を鉢で単体で育てる事に注力していたので、寄せ植えの経験は全くありませんでした。

薔薇の株数が多くなると、そのお世話だけで園芸に使える時間が一杯になり、なかなか他の事が出来なかったという背景もあります。

(多肉植物は手が掛からないので、ちょこちょこ手を出して育てていました。)

しかし、たまたま見たYoutube動画で、Youtuberの方が綺麗な寄せ植えを作られているのを拝見し、「この秋は寄せ植えにもチャレンジしてみようかなぁ…」と思ったんです。

また、晩秋から冬の間は薔薇が咲かないシーズンでもあり、冬の時期に玄関先を彩ってくれる花が欲しいなぁ…と思ったのも事実です。

そこで、冬から春先まで花が楽しめる草花を用いて、人生で初めての寄せ植えを作ってみることにしました!

オーソドックスでスタンダードな寄せ植えですが、本記事で紹介していきたいと思います。

今回の寄せ植えに使った草花と選定理由 -紫を基調にした草花-

今回の寄せ植えに使用した草花ですが、下の写真の通りです。

本記事のタイトルの通りですが、紫色を基調とした草花を選んできました。

・紫色のストック…2株

・紫のグラデーションのビオラ…2株

・紫色のスカビオサ…1株

今回紫色を選んだ理由ですが、冬に向かって寒くなるので、明るい色よりもブルー系の方が良いだろうと思ったためです。クリスマスがあるので、それを意識した寄せ植えも良かったのですが、来年の春まで長く玄関先に置いて置けるように…と思い、紫を基調として見ました。

ストック、ビオラ、スカビオサともに、冬の間も花を連続開花してくれる優秀な草花です。

また、寄せ植えにはリーフも欠かせないということで、冬に合いそうなシルバーリーフの2種も追加しています。

・シルバーレース…2株

・エレモフィラニベア…1株

エレモフィラニベアは、以前にも育てていたことがあるのですが、春先になると穂先に美しい紫色の花を咲かせてくれます。この寄せ植えが、春先まで花を楽しめることを見込んで選定してみました。

エレモフィラニベアの苗を選ぶ際の注意点ですが、エレモフィラニベアは穂先がまっすぐ伸びていない株が多いです。地を這うように穂先が伸びているような株は、寄せ植えをする時に少し形が悪くなってしまいます。穂先が真っすぐ上に向かって伸びている株を選ぶようにすると良いと思います。

一度に、こんなにたくさんの草花を購入したのも人生で初めてです。いつもは、1株または2株購入して鉢に植える程度なので…。

ただ、これだけ購入しても、費用が2,000円もかからないんですね。薔薇苗に比べると、凄いお買い得感を感じてしまいます。

また、使用した培養土はホームセンターで販売されている低価格の草花用培養土を用いました。いつもはリサイクルした培養土を用いているのですが、今回はリサイクル培養土も無かったので新品を購入しています。


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今回は10号鉢に植栽!紫基調の寄せ植えの完成後の姿は…?

上で紹介した草花を10号鉢に植栽してみました (下の写真参照) 。

寄せ植えの基本である「手前を低く・後ろを高く」を守っての植栽です。

手前にシルバーレース、中央にビオラとスカビオサ、後ろにストック、最後方にエレモフィラニベアとなります。

作ってみての感想ですが、ちょっとバランスが悪い感じがします…。

まぁ、あまり草花の特徴も知らず、初めての寄せ植え経験でもあるので、仕方ないかもしれませんが…。

「もっと前準備 (草花の調査) をしっかりすれば、もう少し上手くできたかなぁ~」というのが率直な意見です。

一応、どのようなレイアウトにするかを考えながらホームセンターで苗を選んでみたのですが、実際に作ってみると難しい…。

イメージしていたものに合致する部分もあれば、イメージとは違う部分もあります。

実際に挑戦してみると、寄せ植えが上手な方の作品は本当に素晴らしいと思いますね。

ただ、寄せ植えは時間経過と共に苗が成長し、花の数も変化していくので、2週間後くらいの様子がどうなるのかが楽しみですね。

手前のシルバーレースが成長して、ビオラやストックの花数が増え、紫色の面積が増えてくれれば印象がガラッと変わりそうな感じもします。

【2021/11/29 追記】植栽から3週間後の寄せ植えの様子

植栽から3週間が経過しました。

下の写真がその様子です。

植付け当時に比べると、葉の量が多くなり、ビオラの花数が明確に増えてきました。

また、ストックも次々と花を開花させてくれています。

植え付け当初は背が高く見えたエレモフィラニベアですが、他の草花が成長したのでバランスもだんだん良くなってきました。

植え付けた後の草花がしっかりを根を張り、無事に成長を遂げてくれている証拠かと思います。

2021年11月29日、植え付け当時と比べると更に気温が低くなり、最高気温が15℃を下回る日々が続くようになりました。しかし、低い気温の中でも元気に咲く草花を選んだので、まだまだ寄せ植えの見ごろは続きそうです!


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寄せ植えに水やりをする上での注意 -混植の際の注意点-

今回の寄せ植えをする時に、最も注意しなければならないこと…

それは、肥料と水の与え方ですよね。

寄せ植えは花の色や葉の色だけを考えて植物を選ぶことが多いですが、それぞれの草花で必要な水の量や肥料の量が異なります。

今回の例で挙げると、エレモフィラニベアはオーストラリア原産の植物で、土を乾燥気味に育てたい植物です。また、シルバーレースも過湿を嫌う特徴がある植物です。

それに対して、ビオラやストックなどは土が乾いたらたっぷりと水やりをする草花です。

水やりの頻度を、どちらに合わせるべきなのか…迷いますよね。

私個人の考えとしては、今回は10号鉢を使用しているので、水やりの際にエレモフィラニベアの植えてある後方には水をあまり与えないという方法で栽培するようにしました。

水やりの際に水を一気に鉢全体に入れるのではなく、ビオラやスカビオサの周りにだけ少しずつ与えることで、エレモフィラニベアやシルバーレースの周りには水があまり与えられないように注意しました。

寄せ植えの草花を選ぶとき、水やりや肥料の量が合っている草花同士を選ぶと、日々の管理が楽になりますね。

今回は寄せ植えの見た目重視だったので、水やりのことなどはあまり考えていませんでした。これから春先までの管理の中で、水やりには少し気を遣っていきたいと思います。

さらに言えば、各植物ごとに適した培養土も異なりますよね。その辺りを言い出したら、寄せ植えが楽しくなくなるので、止めておきましょう!(笑)

終わりに

この記事では、人生で初めてチャレンジした草花の「寄せ植え」を紹介させていただきました。

今回作った寄せ植えは、寄せ植えが得意な方が見れば、初心者の寄せ植えにしか見えないかもしれません。私の初めての寄せ植えを記録する意味での記事とお考えいただけましたら幸いです。

この寄せ植えを作った季節は秋でして、これから冬本番の寒い時期を迎えます。開花する花が少なくる季節でもあり、園芸的には寂しい季節を迎えます。

しかし、冬に開花を繰り返してくれる草花もありますので、そんな草花を剪定して寄せ植えを楽しんでみていかがでしょうか?

初めて寄せ植えを作った感想としては、今回は少し満足いく出来にはならなかったので、近日中に再びもう一回寄せ植えにチャレンジしてみたいと思います。次は早春に春の寄せ植えで!!

では!!

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