タマリュウの植栽で玄関前に緑を導入

玄関前の小さな植栽スポットや、家の壁際にある地面が見えてしまっている場所などにお勧めなのが「タマリュウ(玉竜)」という植物です。

イネ科の植物で、年間を通じて緑色を維持してくれることに加え、お手入れも簡単なため植えっぱなしでも問題無い植物です。

我が家でも玄関前と駐車場前の小さな植栽スポットにタマリュウを植えて、家の周りに緑を取り入れるようにしています。

この記事では、タマリュウのおすすめポイントや実際に植えてある場所の写真、また枯れてしまった時の植え替えについても御紹介します。


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タマリュウをお勧めするポイント

まず最初に、タマリュウのおすすめポイントを紹介していきます。タマリュウをお勧めするメリットは多くあるのですが、その中でも以下の①~④のポイントを紹介したいと思います。

ポイント① 小さな植栽ポイントにもお勧め

まず最初のメリットは、タマリュウは巨大化することなく、その植栽ポイントに合った大きさに成長すると、それ以上は急激に大きくなることはありません。

植物によっては、背丈が高くなってしまうようなものや蔓性の植物の様に地を這いながら横に伸びてしまうものもありますが、タマリュウは背丈が10cm以下で横に広がることもありません。

そのため、幅10cm程度の小さな植栽ポイントにも植えることができるので、家の周りの土が見えている部分であれば、多くの場所に導入することが可能です。

ポイント② 低価格で販売されている

2つ目のポイントは価格が安いこと!

家の周りの植栽となると、使用する株の数が多くなることもあり、それだけでも高い値段になってしまうことがあります。

しかし、タマリュウはホームセンターに行くと一株100円以下の価格で販売されていますので、大量に購入してもそれほど高額になりません。私がよく利用するホームセンターでは、一株78円で販売されております。

また、20株位を購入すると1000円くらいにディスカウントされている場合も多いですし、インターネット販売であればさらに安いものがあるかと思います。

ポイント③ 常緑で冬場でも綺麗な緑を維持

3つ目のポイントは、丈夫で冬場でも緑色を維持してくれることです。

家の周りの植栽に使うということから、出来ればどの季節にも緑色の葉を維持して、家の雰囲気を出しておきたいと思われるかと思います。

タマリュウは夏の日差しの中でも、冬の氷点下に近い中でも常に緑色の葉を維持してくれるとても強い植物になります。

我が家では、冬になると育てている薔薇達が完全に葉を落としてしまうので、家の周りに緑が無くなるのですが、玄関前のタマリュウだけは緑色を維持してくれて助かっています。

ポイント④ ほぼメンテナンスフリーでOK

最後のポイントは、ほぼメンテナンスフリーでOKであるということです。

私自身も家に植栽されているタマリュウをメンテナンスしたことはほとんどありません。肥料もろくに与えていませんが、元気に成長します。

必要な事としては「夏の間の水やり」と「少ない量でも良いので肥料を与えること」です。

もし草花を育てている方で、液体肥料を使われている方であれば、草花の水やりと液体肥料の使用時に、タマリュウにもついでに液体肥料を与えてあげる程度の管理で十分です。

タマリュウは害虫に狙われることもほとんど無く、病気の心配もありません。


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タマリュウは車に踏まれても力強く生え続ける

我が家では、家を購入した当初からタマリュウを植えています。

もう数年経ちますが、最初に植えたタマリュウは今でも力強く育ってくれており、価格の面を考えるとコストパフォーマンス最強の植栽植物では無いかと思っています。

下の写真は我が家の駐車場の前にあるタマリュウになります。

葉の世代交代で少し色が悪くなっている部分がありますが、植栽から年月を重ねてもまだまだ元気に緑色の葉を出してくれています。

手前にあるタマリュウは葉が茂っているのですが、奥にある部分はタマリュウの背が低くなっています。

これは、手前のタマリュウは薔薇の鉢植えから流れ出てくる肥料をもらっており、車に踏まれることも無いので、どんどん元気に新しい葉を出している状態です。それに対して奥にある背の低い部分は車に踏まれるため、葉の背丈が伸びることがありません。

ただ、車に何度踏まれようが、夏の暑さがあろうが、冬の寒さがあろうが生え続けるタマリュウの強さには驚かされます。

タマリュウを植える間隔と必要な面積

タマリュウを植える間隔ですが、株と株の間が10cm程度空いていればOKです。

タマリュウを植える目的は、土の見えている部分を無くすというグラウンドカバーの役割もあるため、可能な限り詰めて植える方が良いかと思います。

また、最低限必要な面積ですが、10cm×10cm程度の小さな植栽面積があれば植えることが可能です。


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枯れても枯れた部分を植え替えればOK

タマリュウはとても強い植物だと紹介したのですが、植栽してから初めて1株だけ枯れてしまいました。

原因は分からないのですが、下の写真の通り、一株だけが茶色く変色していることがわかります。

もし、水切れや肥料が少なすぎることが原因であれば、周囲のタマリュウも枯れてもおかしくは無いと思うのですが、この一株だけが枯れてしまっています。

このような場合には、枯れた部分だけを掘り起こして、新しいタマリュウを植えてあげればメンテナンス完了です。

タマリュウは上で紹介した通り、値段がとても安い植物ですので、少し元気の無くなっているタマリュウも同時に植え替えてあげれば、家の周りの緑の維持に効果的です。

実際に植え替えた後の写真も下に載せておきます。少し手間ではありますが、家の周りの植栽なので、いつも綺麗にしておいて損は無いと思います。

新しく植えたタマリュウも数週間経てば、青々とした葉をどんどん伸ばし、周囲の既存のタマリュウに馴染んでくれることと思います。

この記事の終わりに

この記事では、家の周りの植栽として、限られた小さなスペースにも植えることができる「タマリュウ」という植物を紹介させていただきました。

僅か10cm×10cm程度の小さな場所にも植えることができ、かつ年間を通じて葉が枯れることが無いので、常に家の周りに緑を維持してくれる力強い存在です。

もし家の周りに土が見えている部分があり見栄えが悪いところがあったら、是非タマリュウを植栽してみて下さい。手入れの手間も少なく、夏の期間に水やりだけしていれば枯れることはほとんど無いです。

土を見せたくない部分のグラウンドカバーにも使えますので、様々な用途に使える万能な植物としてお勧めです。

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