オステオスペルマムは幾つの花を咲かせる!?実際に花数をカウントしてみました!

春に花をたくさん咲かせてくれることで有名な「オステオスペルマム」!

色とりどりのカラーで、春の花壇や鉢植えを彩ってくれる大人気の品種ですよね!?

冬の終わり頃から園芸店に並び始め、オステオスペルマムを置いていない園芸店は無いと言えるくらい有名なお花です。

オステオスペルマムを複数株植え付けるだけで、花壇が一気に明るくなりますし、寄せ植えでも重宝するガーデンプランツです。育て方も簡単で誰でも簡単に育てられるのも嬉しいポイントですね。

品種も多いため、お気に入りの一株を選ぶのに迷ってしまいますし、他の花との組み合わせを考えるだけでも、園芸店で1時間くらい過ごせてしまう…なんてことも。

園芸好きの方であれば、一度はオステオスペルマムを購入して栽培した経験が有るのではないでしょうか!?

さて、花を一杯咲かせてくれることで有名なオステオスペルマムですが、どれくらいの花数を咲かせるのか御存じですか!?

大量に花を咲かせてくれることは分かるかと思いますが、実際にカウントした御経験はありますか!?

多分、そんな疑問を持って確かめようとするのは、日本中を探しても私くらいかもしれないので、実際に花数をカウントしてみました!

この記事では、その結果を御紹介したいと思います。

花数は品種にも依存しますが、一株当たり、どのくらいの花を咲かせたのでしょうか?

予想しながら読み進めてみて下さいね。

【注意点】本記事で紹介するオステオスペルマムの花数ですが、オステオスペルマムの品種や栽培条件に大きな影響を受けます。そのため、あくまでも参考例としてお考えいただけましたら幸いです。


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花数をカウントしたオステオスペルマム

さて、最初になりますが、花数をカウントしたオステオスペルマムについて紹介します。

下の写真に示すように、紫色と白色のオステオスペルマムとなります。

近くの園芸店で購入したものになりますが、どちらもタグに品種名が記載されておらず、単に「オステオスペルマム」と書かれていたものです。

そのため、最近発表された最新の品種では無く、比較的オーソドックスなオステオスペルマムであるかと思います。

このオステオスペルマムを1辺が15cmの四角形のプラ鉢で育てていきます。鉢の深さが20cm程度となります。

培養土はホームセンターで販売されている安い培養土で、元肥としてマグアンプを混ぜ込みました。

オステオスペルマムの管理方法と栽培条件

次にオステオスペルマムの管理方法と栽培条件です。

肥料は元肥に加えて、週に1回の液肥となります。

朝から午後15時まで十分な日照時間が得られる南向きの場所で管理しました。

水やりは土が乾いたことを確認してから与えるようにしています。3月初旬から4月中旬までの期間となりますので、毎日与えていたのではなく、2日か3日に一度のペースです。


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オステオスペルマムの花数のカウント方法について

オステオスペルマムの花数のカウント方法ですが、咲いている花を数えていくと、いくつ咲いたのかが分からなくなります。

ですので、花がらを摘み取った日付と摘み取った花がらの数をメモしていきました。下の写真が花がらの様子となりますが、このくらい花が枯れた段階で花がら摘みを行いました。

そして、最終的にその数を積算して、咲いた花の数を把握するという方法になります。

この方法であれば、花数のカウントが混乱してしまうことは無いかと思います。

上で紹介した紫色と白色の両方のオステオスペルマムの花数をカウントしました。

また、花数をカウントした期間ですが、植え付けを行った2022年3月1日から2022年4月12日の約1か月半の間となります。

4月中旬にもオステオスペルマムの開花期間は続いておりますが、カウントを続けるのも若干面倒なので、測定期間は1か月半としました。

一体幾つの花が咲いた!?測定結果を紹介

では、実際にオステオスペルマムの花数をカウントした結果を紹介したいと思います。

まず一つ目の棒グラフは、花がら摘みを行った日にちを横軸、摘み取った花がらを数を縦軸にとっています。

灰色の棒グラフが白色の花を咲かせるオステオスペルマムの結果、紫色の棒グラフが紫色の花を咲かせるオステオスペルマムの結果です。

花がら摘みをしなかった日もありますが、概ね2日か3日に一度は花がらを摘み取っています。

また、多い日で4個の花がらを摘み取っていますね。

上の棒グラフでは、花数のカウントがしにくいので、下の折れ線グラフでは縦軸を花がらの積算個数に変換しています。

こちらの折れ線グラフも、灰色の折れ線グラフが白色の花を咲かせるオステオスペルマムの結果、紫色の折れ線グラフが紫色の花を咲かせるオステオスペルマムの結果です。

縦軸を積算個数にすると、結果がとても分かりやすくなりますね。

白色のオステオスペルマムは約1か月半で28個の花を咲かせ、紫色のオステオスペルマムは17個の花をさかせました。

白色と紫色のオステオスペルマムで花数の違いはありますが、多い方では約1か月半で28個もの花が咲いたことになります。

この白色と紫色の結果の違いについて、以下で少しだけ考えてみたいと思います。


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白色と紫色のオステオスペルマムの花数の差異について

上記の通り、白色のオステオスペルマムの方が紫色に比べて、花数が大幅に多くなるという結果となりました。

基本的に同じ栽培条件で育てていたので、正直なところ、これほどまでに差がでるとは思っていもいませんでした。

このような差が生まれる要因は何だったのでしょうか?

まず一つ目に考えられることとしては、紫色のオステオスペルマムの方が植え付けの状態が良くなかったということです。

植え替える際に、培養土がしっかりと根の周りに銃的出来ておらず、根の張りが悪くなってしまったという点です。

もう一つは、そもそも紫色のオステオスペルマムは花数が少ないことが特徴なのでは?という点です。

上に今回の実験で使用したオステオスペルマムの写真を載せておりますが、この写真は植え付けた直後の写真となります。この段階でもわかりますが、紫色のオステオスペルマムの方が花数が少なく、蕾の数も少ない状態でした。

購入した当時は「成長すれば花数は自然と増えていくだろう」と思っていたのですが、花数はあまり増えることなく月日が過ぎていきました。

何かの書籍で読んだことがあるのですが、紫色や濃い色を持つ花と言うのは、その色を出すために多くのエネルギーを必要とするそうです。

私のブログのメインテーマである薔薇も同じで、濃い紫色や深紅の薔薇ほど花を咲かせるのに多くのエネルギーを必要としていると言われています。

確かに、あらためて考えてみると、大量の花を咲かせるつる薔薇って、白色やピンクなどの薄い色を持つ薔薇が多いような気がします。

同じことがオステオスペルマムにも言えるのかもしれません。

つまり、白色の方が花を咲かせるのに必要なエネルギーが少ないため、より多くの蕾を形成することができるということです。

私は植物の研究者では無いので真の理由はわかりませんが、これらのことが今回の結果の要因として考えられるのかもしれません。

もし、今回の花数の違いがわかる方がいらっしゃいましたら、コメント欄で教えていただけましたら幸いです。

この記事の終わりに

この記事では、花の多さで有名なオステオスペルマムの花数を実際にカウントした結果を紹介させていただきました。

今回はオーソドックスな白色と紫色のオステオスペルマムを一株ずつ用意して花数のカウントを行いましたが、白色と紫色のオステオスペルマムは1か月半で、それぞれ28個と17個の花を咲かせました。

花の数だけ考えると、とても多くの花を咲かせてくれたのですが、花の色の違いで花数に大きな差が生まれたのも事実です。

その理由は明確には分かりませんが、植え付け時の不具合やオステオスペルマムの品種が持つ特徴が現れている可能性も考えられます。

正確な事は言えませんが、より多くの花数を楽しみたい方は、薄い色のオステオスペルマムを選んだ方が良いのかもしれません。

また、下のリンクではガーベラの花数を調査した結果を紹介しています。もしお時間あれば、こちらの記事も参考なれば幸いです。

それでは!

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