ガーベラは春に花をいくつ咲かせるの?実測してみました

3月中旬から5月後半、そして9月後半から11月後半まで、カラフルで花弁数の多い花が楽しめる草花が「ガーベラ」です。

花が多い春と秋の2回咲いてくれるため、花壇への植栽だけでは無く、プランターでの寄せ植えでも大活躍する草花ですね。

とても綺麗な花だけでは無く、苗も安価な草花ですので、開花の季節には毎年のように苗を購入される方もいらっしゃるのではないでしょうか?

私自身もガーベラは毎年春に購入して、寄せ植えを楽しんでいます!

ガーベラは開花期になると、次から次に蕾を形成して多くの花を咲かせてくれますが、マーガレットなどの花弁数の少ない花に比べると花の数は少なくなります。(花弁数が多く、花の大きさも大きいので、マーガレットの様に大量の花は咲かせられないのでしょう。)

では、ガーベラは開花期に幾つくらいの花を咲かせてくれるのでしょうか?

この記事では、ガーベラを一般的な寄せ植えにした場合、3月から5月末までの間にいくつの花を咲かせるのかを数えてみたので紹介します。

ガーベラを用いた寄せ植えを作る際の参考データになれば幸いです。


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実験に用いたガーベラの寄せ植えの準備

まず最初に、今回のガーベラの花数の測定に用いた寄せ植えから紹介します。

使用した寄せ植えですが、ピンクとオレンジのガーベラを一株ずつと、背面にオステオスペルマムの「カルメン」を一緒に植えました。

植栽日は2021年3月5日になります。この時点からガーベラの花の数を数えていきます。

カルメンは比較的直立性があり、寄せ植えの背面に植えても高さが出てくれます。

また、ガーベラの長く背の高い茎とも相性が良いです。

鉢植えは6号のプラスチック鉢を使用しています。培養土はホームセンターで販売されている草花用の一般的な培養土を用いています。

ガーベラは開花株で購入しましたが、オステオスペルマムのカルメンは蕾が形成された直後くらいの苗となっています。

ガーベラの管理方法の詳細 -肥料や日当たりの条件-

では次に、上記の寄せ植えの管理方法です。

日照条件としては、朝の早い時間から午後2時くらいまで直射日光の当たる南面で管理していました。日照時間としては、6時間から7時間くらいになります。

肥料は植え付けの際に元肥として化成肥料を規定量加えています。植え付け後の肥料としては、1週間に一度液体肥料を与えていました。

また、植え付けから2週間の間は、根を成長させるために活力剤を適宜使用しています。

ガーベラは開花期間が長いため、強い肥料を一度に与えるのではなく、一定量が常に補充される様な管理方法の方が花付が良い様に思えます。

毎年ガーベラで寄せ植えをしていますが、週一回の液体肥料が連続開花性に結構効いていると個人的には感じています。

水やりについては、土がしっかりと乾くのを待ってから、たっぷりと与えます。植物の育成の基本的な水やり方法です。

春の陽気にも依存しますが、4月は2日か3日に一度くらいの水やり頻度、5月の暖かい日が続くころには毎日の水やりになります。


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ガーベラの花数の数え方について

ガーベラの花数の数え方についてですが、ガーベラの花は開花後に7日から10日くらい経つと色褪せてきます。

そのタイミングで花柄摘みを行うのですが、その切り取った花の数をカウントして花の数としました。

花の数を測定したのは、寄せ植えを行った2021年3月5日から、2021年5月28日までの約3か月くらいになります。

ガーベラの花は、下の写真の様にちょっと元気の無い花も咲くことがありますが、このような花も一輪として数えていきました。ただし、蕾が開かず開花しなかったものもあるのですが、それらは花の数にはカウントしていません。

ガーベラの花数の測定結果

さて、4月の中旬ごろに、寄せ植えにしたオステオスペルマムのカルメンも多くの花を咲かせて、寄せ植えが一番綺麗に咲く季節になりました。

この頃になると、ガーベラの花が連続で開花し、次々に株元から新しい花が上がってくるようになります。オステオスペルマム・カルメンの色が濃い紫色だったのですが、ピンク色やオレンジ色にいい具合にマッチした寄せ植えになってくれています。

そして、3月初旬から始めたガーベラの花数のカウントを5月28日をもって終了しました。

まだ、蕾が出てきている状況ではありますが、約3カ月という区切りでカウントを終了します。

実際に花柄摘みを行った数をオレンジ色のガーベラとピンク色のガーベラに分けてグラフ化したものが次の図になります。横軸が日付、縦軸がその日に摘み取った花柄の数になります。

オレンジ色の折れ線グラフがオレンジのガーベラの結果、ピンク色の折れ線グラフがピンク色のガーベラの結果です。

5月の初旬から花柄の数が増えているようなグラフになっていますが、これは4月の中旬以降で温かい日が続くようになってから、蕾の量が増えてきたことによるものです。5月に入ると、明確に蕾の数が多くなることが、実際に育ててみて実感できるくらいです。

また、グラフの縦軸を累積の花数に書き換えたものが次のグラフになります。

累積の花数としては、オレンジ色のガーベラが19輪の花、ピンク色のガーベラが16輪となりました。

約3か月間の間の測定したが、ガーベラの花数としては20個弱は咲いてくれるという結果となりました。

ガーベラのような立派な花が多数咲いてくれると、花壇や鉢植えが豪華なものになりますが、なかなかとうはいきませんね。

20個程度の花数となりますが、4月から5月まで継続して花を咲かせてくれていたので、玄関前等を彩るには最適な草花だと思います!


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この記事の終わりに

この記事では、春と秋にカラフルで豪華な花を咲かせてくれるガーベラの花数を測定した結果を紹介させていただきました。

今回の花数の測定は3月から5月の3か月間であり、寄せ植えと言う条件でしたが、満足のいく20個近い花を咲かせてくれました。

ガーベラは、マーガレットなどに比べると花の数は少なくなりますが、花の大きさや花弁数の多さ、そして花もちの良さを考えると、他の草花にも負けない良さがあるのではないかと思います。

最近ではガーベラも品種改良されたものが多くなり、様々な色や大きさのガーベラを楽しむことができるようになっています。寄せ植えが好きな方で、ガーベラを選んだことが無い方は、是非春と秋にガーベラの苗を手に取ってみてはいかがでしょうか?

最後になりますが、本記事で紹介した結果は私の栽培条件での結果となります。栽培条件や株の状態によって花数は変化しますので、あくまでも御参考データということで、受け止めていただけましたら幸いです。

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