【神戸森林植物園】日本屈指のあじさい畑と子どもと楽しむ昆虫観察

日本屈指のあじさいの畑を有する神戸市立森林植物園ですが、楽しみはあじさいの鑑賞だけではありません。

六甲山の大自然の中に立地しているため、昆虫の宝庫でもあり、子供と出掛ければ多くの昆虫を観察することができます。

この記事では、神戸森林植物園の楽しみ方をお伝えできればと思います。


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神戸森林植物園について

神戸森林植物園の概要

神戸森林植物園は、神戸市の六甲山系の最も西側に位置する森林植物園です。

数千株を超えるあじさいが植えられており、梅雨入りあら梅雨明けまでは美しく咲き誇るあじさいを堪能することができます。

また、広大な敷地の中に、様々な国や地域の植物が植栽されており、様々な地域に自生する植物や樹木を自然のありのままの姿で楽しむことができる植物園になっています。

森林植物園へのアクセス

〒651-1102 兵庫県神戸市北区山田町上谷上 字長尾1−2

神戸市立森林植物園は六甲山系の中にあるため、最も楽な交通手段はマイカーですが、電車及びバスでもアクセス可能です。

最寄りの神戸電鉄「北鈴蘭台駅」からは無料送迎バスも運行しており約10分の距離です。もしマイカーが難しい方は、北鈴蘭台駅から送迎バスが最も便利だと思います。

神戸市内からは車で30分かからないくらいの距離ですので、神戸に遊びに来たついでに寄っていくこともできます。また、六甲山系は森林植物園だけではなく、大きなアスレチックをもつフィールドアスレチックや日本三大夜景の摩耶山もあります。六甲山系の施設は、一日かけても回り切れないくらいです。

利用料金について

利用料金は公園の大きさに比例せず、とてもお得です。

大人(高校生以上)…300円

子供(小中学生)…150円

また、JAFの割引など多くの割引があるので、詳細は公式HPから御確認下さい。

神戸森林植物園のあじさいは圧巻の一言

神戸森林植物園と言えば日本屈指の「あじさい」の名所です。

神戸市の花、神戸市民の花が「あじさい」ということにもちなんでいます。

神戸・六甲山の幻の花として知られていた「シチダンカ」をはじめ、公園内には数千株のあじさいが植えられており、初夏の梅雨時期から梅雨の空ける7月後半まで、公園内の至る所であじさいが満開に咲く姿を楽しむことができます。

あじさいと言うと青や紫色をイメージされるかと思いますが、神戸森林植物園では、改良品種となる色とりどりのあじさいを観賞することができます。

下の写真はあじさい園の写真ですが、この部分だけでも100株近いあじさいが咲き誇っています。

こちらは改良品種の「マジカル アメジスト」というあじさいです。こんなにグラデーションのかかったあじさいもあるんですね。初めて知りました。このようなあじさいを見ると、日本古来のオーソドックスなあじさいではなく、園芸品種としてのあじさい栽培の楽しみを与えてくれているように思えます。

神戸森林植物園のアナベル畑は本当に凄いです。特に満開の季節は圧巻の一言で、下の写真の様に一面がアナベルで埋め尽くされます。

多くの写真愛好家の方が、レンズをあじさいに向けられており、写真撮影の場所としても最適な植物園ですね!

あじさい畑だけではなく、森林植物園の散策道路の脇にも大量のあじさいが植えられており、合計すると数千株はあると思います。

どこを見て鮮やかなあじさいが目に入る状態で、あじさいのための植物園では無いかと思えてきます。


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お子さんの昆虫観察にも最適な植物園

至る所に珍しい虫いて観察が楽しめる

神戸森林植物園は、六甲山系の大自然の中にあるので、昆虫の数も本当に豊富です。

植物を傷つけたり、昆虫を捕獲して持って帰ることは禁止されていますが、観察のために少し触ってみたりする、常識の範囲内での虫との触れ合いは強く禁止はされていませんので、お子さんも珍しい昆虫を楽しむことが出来ます。

私が訪れたのは7月の梅雨明け目前の時期でしたが、樹液の出ている樹木には必ずコガネムシが大量に集まっていますし、至る所にトカゲ出没します。

また、大きなアゲハ蝶や青筋アゲハ、カマキリなどもたくさん見かけたので、一日かければ相当な数の昆虫と出会えることは間違いないです。

お勧めのスポットはいくつかあるのですが、一つ目は薬樹園にある樹木ですね。コガネムシやカブトムシが好む木があり、樹液の出ている所には大量に虫が付いていました。

また、長谷池には湿地帯があるのですが、その周辺には大量のバッタが生息していました。トノサマバッタもかなりの数が確認できたので、普段都会では見ることが出来ない珍しいバッタにも出会える確率が高いですよ。ただし、長谷池の周りは昆虫は多いのですが、少し足元が悪いので、小さなお子さんには注意してあげて下さい。

至る所に見られるトカゲですが、私が訪れた約半日の散策で、多分15匹くらいは見かけたので、相当大量にいるのだと思います。

モリアオガエルの自生地

「泡巣」を樹木に作ることで有名な日本固有の「モリアオガエル」ですが、神戸森林植物園も生息地になっています。

大自然の綺麗な水がある場所でしか生きられないため、市街地ではほぼ見ることが出来ないモリアオガエルです。

実は私自身、モリアオガエルを一度も見たことが無く、神戸森林植物園が自生地ということで見れないかと楽しみにしていたのですが、残念ながら見つけることが出来ませんでした。

しかし、モリアオガエルの子供のおたまじゃくしが大量に池にいたので、運が良ければ見ることが出来るかもしれません。

その他のおすすめ

森林植物園の南側に位置する青葉トンネルは、夏でもひんやり涼しい場所なのですが、トンネル内にアートが飾られています。

また、公園の南西にある「うさぎの国」には、白い「あなうさぎ」がおり、可愛い姿をみることができます。また、公園内には野生の「野うさぎ」も生息しているので、運が良ければ野生のウサギに出会えるかもしれません。

運動のためのハイキングにも最適!

神戸森林植物園ですが、とにかく広い!

子供を連れて遊びに行ったのですが、子供が所々で昆虫採集などをして回ると、とてもじゃないですが、半日では全ての堪能することができません。

大人の足で比較的早く回ることが出来れば3時間くらいで全コースを制覇することができるかと思いますが、それでも相当疲れること間違いなしです。

健康のために森林浴をしながら歩くと、アップダウンもあるコースのため、本当に良い運動になります。

四季の変化を感じながらハイキングを楽しみたい方には本当におススメの森林植物園だと思います。

ところどころに休憩所やベンチなども設置されているので、ご家族で行かれる際には、午前中からお弁当を持って遊びに行く方が良いかもしれません。

もし、あまり疲労を溜めたくないのであれば、一口周辺だけにとどめておく方が良いですね。全てを見て回ろうとすると、入り口に帰ってくるのも一苦労です(笑)。


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六甲山に来たらソフトクリームは必ず食べて欲しい

六甲山系に遊びに来たら必ず食べたいのが「ソフトクリーム」です。

六甲山牧場も近く、新鮮なミルクを使って作っているので、街中で食べるソフトクリームとは違う味です。

特に、ハイキングが終わった後のソフトクリームは格別です。

神戸森林植物園は秋の訪問もお勧め!

神戸森林植物園は、あじさいの咲く梅雨から初夏の季節だけではなく、紅葉のシーズンもお勧めです!

園内には紅葉をはじめとする落葉樹が多く植樹されているので、秋のシーズンには綺麗な紅葉した姿を見ることができます。

また、秋のシーズンは虫の数も少なくなるので、紅葉は見たいけど虫が苦手な方にもおすすめですよ。

ただし、秋のシーズンは寒さが厳しいので、紅葉の季節に来園される方は温かい服装で。六甲山は標高が高いので、街中に比べると5度から10度気温が低いことが多いです。

森林植物園のキノコ類には触らないように

神戸森林植物園の園内には、至る所に自然のキノコが生えています。

特に少し日が当たりにくい場所や樹木の株元などから、さまざまなキノコが生えているのですが、人の体に影響があるものもあるので、お子さんが触らないように注意しておいてくださいね。

半日の滞在でも数十個のキノコが発見でき、大きいものでは直径10cmくらいあるようなキノコもあったので、お子さんの好奇心に触れてしまう可能性が高いです。

野生に生えているきのこって「毒キノコ」と言うイメージが強いので、そう思うのかもしれませんが、念には念を入れて注意してください。

この記事の最後に

この記事では、神戸市立森林植物園の楽しみ方として、あじさい畑とお子さんと楽しむ昆虫観察をメインに御紹介させていただきました。

京阪神地区であれば、高速道路を使って比較的アクセスよく来園することが出来る植物園です。

神戸市街地からは30分程度で、普段の市街地の喧騒を抜けて大自然の中に足を踏み入れることが出来るので、週末のお出掛けに最高の場所だと思います。

お子さんと来園すると、1日かけないと全てを楽しむことが出来ないと思いますし、入園料もお手頃なので、パパとママの見方になってくれる植物園だと思います。

この週末、神戸市立森林植物園に行ってみてはいかがでしょうか!?

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