ビデンス (ゴールデンエンパイヤ) の栽培記録 ~生育旺盛で花数が凄い!~

キク科の植物の一つで、日本の園芸界でも有名な品種の一つが「ビデンス」です。

日本だけでは無く世界中に分布している有名な植物で、主に春と秋に花を咲かせてくれます。

そのため、冬の終わりや夏の終わりに園芸店で目にしたことがある方も多いのではないでしょうか?

私自身も、毎年のようにビデンスを購入し、寄せ植えにして春と秋の開花を楽しんでおります。

さて、今回の記事で紹介するのは、そんなビデンスの中の一つの品種である「ゴールデンエンパイヤ」です。

生育が旺盛で、鮮やかなオレンジ色の花を大量に咲かせてくれる品種として有名で、暖地であれば12月の終わり頃まで次々に花を咲かせてくれます。

育て方の難易度も低いため、誰でも簡単に花いっぱいの鉢植え・寄せ植えが作れる品種となっています。

この記事では、ビデンス・ゴールデンエンパイヤの栽培について、私が育てた実体験から特徴や注意点などを紹介したいと思います。

これからビデンス・ゴールデンエンパイヤを育てる方に、少しでもお役に立てれば幸いです。


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ビデンス・ゴールデンエンパイヤの入手について

ビデンス・ゴールデンエンパイヤですが、とても有名な品種ですので、園芸店で見かけることも多いです。

私は、頻繁に訪れる園芸店さんが取り扱ってくれているので、そこで2022年10月に入手してきました。

下の写真の通りですが、3.5号のビニールポットで販売されている株で、価格は600円程度でした。

しかし、お店によっては取り扱っていないことも多いため、確実に入手したい場合にはインターネットでの注文がお勧めです。(インターネットでは、時期によっては取り扱っていないこともあります。)

お店にも依りますが、500円程度で入手可能なものが多い印象です。

3.5号ポットよりも小さな3号ポットで販売されている苗もありますが、3号ポットで購入しても問題無いと思います。

下でも記載しますが、ビデンス・ゴールデンエンパイヤは生育が旺盛なので、購入時の苗の大きさはほとんど気にしなくて良いと思います。

今回は6号鉢の寄せ植えで育ててみます

さて、今回のビデンス・ゴールデンエンパイヤの栽培ですが、寄せ植えで育てていくこととしました。

6号鉢に「チョコレート・コスモス」「けいとう」「ビデンス・ゴールデンエンパイヤ」の3種を植えて育てます。秋の寄せ植えの定番品種ばかりと言うイメージですね。

下の写真が植え付け直後の状態です。

植え付けた直後は、バランスよく植え付けらているように思います。

ただ、栽培していくにつれて、ビデンス・ゴールデンエンパイヤが生育旺盛な特徴を爆発させるとは…。

この時は思ってもいませんでした … 。

詳細は下で記載していきます。


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栽培環境について

次に、上で紹介したビデンス・ゴールデンエンパイヤを用いた寄せ植えの栽培環境についてです。

以下に主要な項目をまとめてみました。

・日照時間:南向きで朝から夕方15時までは直射日光が当たる場所で管理。

・肥料:培養土にマグァンプを適量混ぜ、週に1度の液肥を与える。

・培養土:ホームセンターで販売されている安価な培養土を使用。

・水やり:基本的に培養土が乾いたことを確認してからたっぷりと与える。

・花がら摘み:花が終わったものは適宜花がらを切って処理。

その他の御不明な点は、コメント欄で御質問ください。

写真で見るビデンス・ゴールデンエンパイヤの成長

それでは、ビデンス・ゴールデンエンパイヤの成長の様子を写真とともに見ていきたいと思います。

まず最初の写真は、植え付けた直後 (10月中旬) と20日後 (11月初旬) を比較した写真となります。

植付けから20日後には、株の大きさが明確に大きくなっております。

隣に植えた「けいとう」は、ビデンス・ゴールデンエンパイヤとの成長速度が違い過ぎて、既に姿が見えなくなってしまっております。

この時点で、ビデンス・ゴールデンエンパイヤの生育力の凄さを実感し始めました。

そして、植え付けから1ヶ月後の様子 (11月中旬) が次の写真となります。植え付けから20日後の写真と比較をしております。

20日後の様子と比べて、さらに株の大きさが大きくなったのですが、明確に違うのが「花数」です。

植え付けから1ヶ月が経過することになって、蕾を上げる速度が上がり、花数が一気に多くなりました。

また、気温が一気に低下する11月後半、12月になっても、花数が減るどころか花数が衰えない状況です。

この記事を公開したのが12月中旬となりますが、まだまだ花数が減らない状況です。

ビデンス・ゴールデンエンパイヤの開花性脳の強さを身を持って感じることができた栽培となりました。


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ビデンス・ゴールデンエンパイヤ栽培時の注意点

ここでは、ビデンス・ゴールデンエンパイヤを寄せ植えに使う時の注意点について、筆者が感じたことをお伝えしたいと思います。

あくまでも筆者の考えなので、御参考程度にお考え下さい。

①生育が旺盛のため混植する相手選びに注意が必要

1つ目は、ビデンス・ゴールデンエンパイヤの生育の強さです。

上記の通り、ビデンス・ゴールデンエンパイヤは生育旺盛な特徴があり、あっという間に株の大きさが大きくなります。

そのため、寄せ植えに使う場合には、混植させる植物もそれなりに生育が旺盛なものを選んだ方が良いです。

今回は何も考えずに「けいとう」を一緒に植えてしまいましたが、下の写真の通り、けいとうは生育の遅さによりビデンス・ゴールデンエンパイヤに押しやられてしまいました。(最終的には育成不良で育ちませんでした。)

この非常に強い生育力を考えると、ビデンス・ゴールデンエンパイヤは寄せ植えにするよりも、1つの鉢に単独で栽培をしてあげた方が良いのかもしれません。

② 水やりと肥料はしっかりと

2つ目は肥料と水やりに関してです。

ビデンスの生育の強さに関係したことですが、暖かい時期は水を吸い上げる量が多くなり、培養土が乾く速度も速くなります。

今回の記事では2022年10月に植え付けを行いましたが、暖かい日が続いたので培養土が乾く頻度が高かったです。

また、ビデンス・ゴールデンエンパイヤの育成を支えるには肥料も必要です。

しっかりを花を咲かせるためには、適切な肥料を与えて、生育をサポートする必要があります。

肥料の与え過ぎは良くないですが、適切な施肥は必須と言って良いかと思います。

今回の栽培経験から感じることは、肥料が足りない場合、花数が明確に減りそうな感じが伺えました。

③ 日光がしっかりと当たる場所で管理

3つ目は日照です。

今回は、朝から15時ごろまで直射日光の当たる場所で育てましたが、結果としてそれが正しかったと言えます。

ビデンス・ゴールデンエンパイヤのように生育力の強い植物には、光合成が必須だと思います。

光合成をして株を成長させ、その結果として多くの花が咲くようになります。

あくまでも筆者の推測ですが、上で紹介した様に多くの花を咲かせるには、少なくとも5時間程度の日照は必須かと。

この記事の終わりに

この記事では、ビデンスの中でも鮮明なオレンジ色と花数の多さが人気の「ビデンス・ゴールデンエンパイヤ」の栽培記録を紹介しました。

今回の栽培で分かったビデンス・ゴールデンエンパイヤの特徴は、「生育力の強さが凄い」ということです。

ビデンス・ゴールデンエンパイヤをチョコレート・コスモス、けいとうと寄せ植えにしましたが、ビデンス・ゴールデンエンパイヤの生育力の強さによって、生育が遅いけいとうが生育不良に陥るという結果となってしまいました。

また、ビデンス・ゴールデンエンパイヤの成長にスイッチが入ると、株の成長が速くなると共に、大量の花が咲き始めます。

常に花が咲いており、鉢植えが寂しくなることがありません。

1株だけでも非常に豪華な鉢植えが完成することは間違い無いかと思います。

また、ビデンス・ゴールデンエンパイヤは寄せ植えに使用するよりも、単独で栽培したほうが良いと感じたことも事実です。

本記事がビデンス・ゴールデンエンパイヤを育てようと思われている皆様に、少しでも御参考になれば幸いです。

それでは!

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