プリムラ「アラカルト シュシュ」を育てる!特徴や成長の様子を紹介

寒い冬に咲くガーデンプランツの代表格と言えば、パンジーやビオラを想像される方が多いかと思います。

5℃を下回るような気温の中でも次々と色鮮やかな花を咲かせてくれる姿は、まさにガーデナーの皆様にとって冬の強い味方だと言えますよね!

冬に家の近くを散歩していると、あちらこちらでパンジー・ビオラの咲く姿を見ることができます。

しかし、冬に咲く花はパンジー・ビオラだけではありません!(当たり前ですが…)

個人的にはストックやプリムラもしっかりと推していきたいという思いがあります。

今回は、そんなプリムラに着目し、背丈が伸びてたくさんの花を咲かせる「アラカルト シュシュ」という品種を紹介したいと思います。

プリムラと聞くと背丈が小さくこじんまりとした株姿を想像されるかと思いますが、アラカルト シュシュは背丈が伸びるため、存在感が増すプリムラの一品種となります。

この記事では、筆者が実際にアラカルト シュシュを育てた記録や特徴などを紹介したいと思います。


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プリムラ「アラカルト シュシュ」

園芸を趣味にされている方であれば、「プリムラ」という名前を一度は聞いたことがあるのではないかと思います。

冬の寒い時期でも元気に咲く花で、背丈が少し低く、色とりどりの花を咲かせてくれる品種となります。

価格も非常に安価で、ホームセンターであれば1株100円程度で販売されていることが多いですよね。

「アラカルト シュシュ」は、そんなプリムラの仲間ですが、「サカタのタネ」さんが発売されている品種となります。(下の写真参照)

花の色や形は、プリムラそのものなのですが、花首が少し長くなり、咲く位置が高くなるという特徴があります。

2023年の晩秋になりますが、冬に育てるガーデンプランツをホームセンターに探しに行ったときに出会った品種となります。

色は、ピンク・ホワイト・イエローの3種がありました。

少し小さめの鉢に植え付けて育ててみることに

今回はピンク色のアラカルト シュシュを1株購入し、小さめの鉢で育ててみることにします。

寄せ植えにしてみようかと思いましたが、初めて育てる品種なので、単独で鉢植えで育ててみることにしました。

下の写真が、使用した鉢の写真です。直径約17cmの鉢になります。

アラカルト シュシュの育て方は、基本的にプリムラと同じ育て方になるので、プリムラを育てるときと同じように育てていきます。

プリムラの原種は、高い山の湿地のような場所に自生する植物のため、水はけは良いが乾きにくいような培養土を好みます。

そのため、鉢底石を敷いてあげて水はけを良くして、一般的な培養土の中に少し赤玉土を入れてあげました。

培養土をそのまま使っても良いかと思いますが、そのまま使うのも味気ないので、個人的なやり方の一つとして赤玉土の配合を増やしています。

また、元肥として「マグァンプ」を規定量混ぜ込みました。

下の写真が植え付け直後の様子です。

黒色の鉢に、緑の葉とピンクの花が映えて、いい感じの鉢植えになりました。


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日々の管理方法について

次にプリムラ シュシュの日々の管理方法についてです。

プリムラは土の乾燥に弱いという特徴があるので、培養土を乾燥させすぎないことが重要です。

今回は我が家のベランダで、午前中は日光がしっかりと当たり、午後は少し日陰になるような場所で育てました。

水やりは土の表面が乾き始めたら、しっかりと与えるというやり方です。

”週に何度”という感じではなく、土の表面の乾き具合を日々確認した方が確実です!

肥料については、元肥を混ぜているので、追肥をたくさんすることはしませんでした。

月に1度、液体肥料を与える程度で育てても、どんどん花を咲かせてくれましたよ。

では、以下ではアラカルト シュシュの特徴について、4つを紹介します。

特徴① アラカルト シュシュの開花性能は非常に良い

まず一つ目ですが、開花性能が非常に良いということです。

アラカルト シュシュは、長い花首を伸ばし、その先にたくさんの花が房咲きになるのですが、この房咲きの性能が非常に良いです。

1つの花首の先には、10個くらいの花を咲かせてくれます。

房先の花は、それぞれの花の開花時期がずれるため、1つの花首の先には常に花が咲いている状態を維持してくれます。

1本の花首の開花が終わったら、その花首をハサミでカットします。

すると、次の茎がどんどん成長して新たに花の房が形成されていきます。

そのため、花が咲いていないという状態にはならず、常に花が咲いている状態になります。

下の写真は、植え付けから2か月後 (2024年2月8日) のアラカルト シュシュですが、しっかりと花を咲かせてくれています。


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特徴② 背丈が高いので寄せ植えのメインにもなる

2つ目の特徴ですが、これは上でも記載しているのですが、背が高いプリムラであるということです。

一般的なプリムラは、背丈が低く、寄せ植えでは前面に配置してあげないと花が見にくいというデメリットがあり、寄せ植えの脇役になりやすい印象がありました。

しかし、アラカルト シュシュはそのデメリットを克服しており、長い花首によって花が咲く位置が高くなります。

ミニガーベラと同じくらいの高さで花を咲かせてくれる、というイメージかと思います。

そのため、寄せ植えにした時も主役となれるような品種だと言えます。

特徴③ 寒さに強く市街地であれば余裕で越冬可能

3つ目の特徴ですが、寒さに強いことです。

プリムラ自体が寒さに強いので、特筆すべき事項ではないのかと思いますが、一応記載しておきます。

筆者の住む関西の市街地ですが、冬は氷点下3度くらいまで気温が下がることがあります。

今回のアラカルト シュシュに限らず、過去のプリムラ栽培でも共通したことですが、氷点下になるような日に屋外に放置しても冷害を起こしたことは一度もありません。

雪が降ろうが霜が降りようが、プリムラは元気に成長し開花を続けてくれます。

まさに冬季のガーデナーの味方と言えるガーデンプランツです。

特徴④ 株の大きさはそこまで巨大化しない

最後の4つ目の特徴ですが、株の大きさに関することです。

アラカルト シュシュは、株の大きさが巨大化するようなことは無かったです。

今回使用した鉢が少し小さいことが寄与している可能性もありますが、2~3か月の栽培期間で、購入時に対して株が一回り大きくなる程度でした。

そのため、ベランダのような限られた空間でも十分に栽培を楽しめる品種だと言えます。

上記の通り開花性能が抜群で寒さに強い、そして巨大化しないという点からも、大都市圏での冬のガーデニングに最適な品種と言えそうですね!

この記事の終わりに

この記事では、サカタのタネさんから発売されているプリムラ「アラカルト シュシュ」を実際に育てた記録を紹介しました。

プリムラというと、冬の寄せ植えの脇役のようなイメージが強かったのですが、アラカルト シュシュは背丈も高く、連続開花性が非常に良いため、寄せ植えの主役や単体での栽培も楽しめる品種と言えそうです。

ビオラやパンジーとともに冬のガーデンを彩ってくれる品種として、来年もリピートして育ててみようという気持ちにさせてくれました。

まだアラカルト シュシュを育てたことが無い方は、ホームセンターなどで苗を見つけた際には、ぜひ育ててみて下さい。

きっと、冬の間のガーデニングを楽しませてくれるガーデンプランツであることに間違いはないと思いますよ!

それでは!

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